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20代後半から30代のモヤモヤしている貴方へ

私のキャリアというか生き方は、なかなか他に同じようなことを経験している人がいないような、かなり珍しいものになってきました。

▼直近の四年でもこんな感じ…


そんな経験から、最近では20代後半から30歳前半くらいの女性から、キャリアとか人生の方向性についてきかれることがありがたいことに増えてきました。

確かに、20代後半から30代って、結婚・妊娠/出産・子育て・キャリアの転換点のオンパレード感ありますよね。
結婚とか子育てをしないとしても、周りの友達でポツポツとそれらを経験する人が増え始める頃で、なんとなく自分もそれを視野に入れなくてはいけないかななんて思う時期。

その時期の遅い早いもしくは選択するしないで、優劣がつくものではないけれど、なんとなく気になったり、それを選択しない自分の人生はどうなんだろうと思ったりするかもしれない。

モヤモヤと、自分の進む方向がわからなくなる瞬間は、誰にでもあるもの。

今日の投稿は、20代後半から30代のモヤモヤと悩んでいる方へ届いたらいいなと思って徒然と書いてみます✍️


自分の影響力の輪の内側のことに集中する


彼女たちと話しながら改めて自分の人生を振り返ってみると、私は20代後半から徹底して自分の影響力の輪の内側のことに集中する選択をしてきたのだなと実感しています。

もちろん、私も、

「素敵な人見つかるかな?結婚できるかな?子供できるかな?キャリアどうしよう?ていうか、人生大丈夫か…」

なんて悩んだ時期がありました。確か、26歳くらいの時。

でもその度に、「今自分ができること」に目線を合わせて、集中して目の前のことを着実に実行してきました。(今もそれを一番大切にしています)


影響の輪とはつまり、「今の自分が影響を与えられる範囲のこと」

・自分の発する言葉や態度、行動
・自分の思考や感情のマネジメント
・物事に取り組む優先順位づけ
・物事に取り組むプロセスや姿勢
・現在 等

こんなことは、自分の影響の輪に入ります。

一方で、関心の輪とは、「自分の関心は向くが、影響を与えられる範囲ではないこと」を指します。

・他者の感情や思考、行動の選択
・他人の成果や評価
・天気や株価
・物事の結果
・過去と未来

多くの人は、この「関心の輪」に気持ちを持っていかれ過ぎて、一番重要な「影響の輪」の中のことに取り組むことができず、結果的にモヤモヤしたりしているんじゃないかな?と。

特に、恋愛や結婚は相手の感情や考えもあるので、自分だけで決められることではないですよね。そして、妊娠出産・子育てというのも、コントロールできない最たるものの一つだよなと。

キャリアにおける最大の軸は「スペシャリティ(専門性)」


この、キャリアにおける「影響の輪」の中で一番重要かつ自分で決めることができるのは「何をするのか」というスペシャリティ(専門性)を選択するということです。


「自分のスペシャリティ(専門性)」を明確にし、それを高めること

これが一番大切だなぁとつくづく実感します。


特に30歳を境に、今後の10年間のキャリアを見据えて「わたしは何の専門家なのか」を言語化し、スキルを高めていくのが肝要になってくるなと。

わたしは、ちょうど28歳のときにそれを言語化し、29歳で大学院受験のために一年間を捧げ、30歳で海外の大学院に進学しました。

28歳までに経験した仕事の内容を精査して、今後、自分は何のプロフェッショナルと名乗るのかを決め、そのために必要な行動を着実に積み上げた期間でした。

正直、30歳ともなると、それまでに感じていたような、年齢が高ければすごいとか、物事をより知っているとかそういうわけではない人生のフェーズになるんですよね、(先輩後輩とか、日本特有の年上偉い的なやつ)


何を思考し、
どう行動し、
どんな価値提供ができるのか。


ここに人は注目するし、そこを見て人は集まるし人間としての深みが出てくる。

そんな、木でいうと、幹の部分である専門性を決めて、育てるのが20代後半から何じゃないかなぁと思います。

幹がしっかりしていると、転職をしても、独立をしても、ブレにくい。
国内で働くのも良し、言語力をつけて海外で働くも良し。
もちろん起業をしたら、そのスペシャリティが活きてくる。


どう生きたいか? も大事だけど…



多くの人は、「どう生活をしたいか?」に惑わされすぎて自分のスペシャリティを磨くことを忘れがち。

どう生きたいかという、Howももちろん大事。

・自分の理想生活
・理想からはかけ離れた生活
・何が心地よくて
・何を大切にしたいのか

それらを言語化することももちろん重要です。
だって、理想の生き方をするためには、それを知らなければ選択できないからね。

でも、私はどう生活したいかというHowよりも、何をスペシャリティにするかというWhatがとても重要だと思うんです。

その理由は、専門性が磨かれていればどんな生き方をするかというHowの選択肢は格段に上がるから。

前述の通り、会社員でも良いし、副業でも良いし、起業したって自分の専門性が活きてきますよね…!

ということは、より柔軟な働き方や生き方ができるわけです。
周りに回って、専門性を磨くことが自分の理想の生活を叶える近道になる。

変わらないものは何もない


自分の「今」生活を自分の心地よいものにしていくことはもちろん大切だけれど、変わらないものは何もないのです。

半年前まで考えていなかったけど、急に結婚するかもしれない。
妊娠して子育てをすることになるかもしれない。
会社が倒産して、仕事がなくなるかもしれない。
今まで付き合いのあった取引先との契約が切れるかもしれない。

急な変化に対応する選択肢を増やしておく。
そのためにも、専門性は重要です。

特に、子供が生まれると、なかなかそれまでと同様に働くことが難しくなる期間も出てくるかもしれない。そんな時に、専門性があれば、その時に最適な働き方の選択肢が多い方が、精神的にも安定します。(大きくなってからバリバリ戻るのでも良いや、と選択できる心の安定は大事かなと)

今の状況は、永遠ではない。

状況が変わった時に、盤石な自分の軸になる専門性を身につけておく。
これが、私たちができるキャリアにおける「影響の輪」の中での最大の軸なのではないかと思います。

何をスペシャリティ(専門性)にするのかを決める


だから、まずは20代後半から自分のスペシャリティを決めましょう。
(もちろん、30代・40代でも!)

今までの自分の仕事を棚卸しして、自分が今後より取り組んでいきたいことを明確にする。
「これが専門です!」と言うためにはもっと経験や実績が必要なら、それを今から積み上げる。

まずは、そこから。

そうやって一歩ずつ進んでいくと、今の自分には見えないより大きくて素晴らしい未来がやってくる。(これ本当)

今、私たちが想像できる未来なんて、たかが私たちの「今の脳みそ」で想像できる未来なんです。私たちは、日々変化している。脳は変わり、想像できることも、実現できることも着実に変わります。

今は想像できない未来でも、諦めずに、まずは一歩ずつ。

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