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【メタモル占星術】第7回 開いた本を指す指。

別に何もしてなかった訳ではないのだが、このシリーズは長らく更新されていなかった。自分の中にあった「出生時間が判らない人への太陽星座アプローチ」は10代の頃からこつこつやってきた研究テーマであるから、西洋占星術のいろんな側面を学んでいても、ずっと続けていたので離れることはないのだ。

そんな中、今年に入ってやっとサビアンシンボルについてちょこちょこと掘り下げるようになったので、図書館の力を借りてみたり、ネットのサイトを覗いたりしながら進めていた。
とはいえ、360度全てに意味があるので、資料を読む時間がまとまって取れないと思うように進まない。
ええい!ままよ。
と思って、松村潔先生の「愛蔵版・サビアン占星術」の本を手に入れた。
……重い。

ハードカバーで本文4cmはあるので、そりゃ全部は読み切れていないのだが、その昔ルル・ラブア女史の本などでLブックスシリーズのあの紙質とか本のつくりに慣れていたせいか、冒頭の西洋占星術に関するイントロや、巻末の惑星運行表の感じがとても懐かしかった。
イントロ部分でさえホロスコープというものへの取り組み方がしっかり書かれているので、飛ばさずに読むことで現在のホロスコープへの向き合い方へのすり合わせができるので、とても勉強になる。

そんな中、各惑星以外に「進行の太陽」と「進行の月」に関する記述があり、丁度メタモル占星術もプログレス法は「1日1年法」をとっているので、見解のすり合わせができるのでは?と思って読んでみると、そりゃもう自分がこの考えに走ったきっかけになった事象に関する記述があるではないか。
やはりそういうもんなんだなと、自分の考えが独りよがりな訳ではなかったことが判明して、とてもうれしかった。
特に出生の星座と進行の星座に関するところは、自分の周りにいろんな年代の人がいるからこそ、「同じ星座だから」では一概に括れない個別のホロスコープに関する特性で語ることもできるのだが、太陽目線で見た出生と進行のズレも結構あるのにな、という持論の裏付けがされたような気持ちになったのだ。
(メタモル占星術では進行の月に関しては考慮していない。出生時間がわからない人向けの時に真っ先にばっさりなくなるところだから)

今はデーク星座という36種類でざっくりやっているメタモル占星術だが、それでも人生120年分の大きな流れはつかめるし、10年単位の行動指針のようなものも出せるし、単年の運勢も出すことが可能なので、まずは太陽星座をとことん掘り下げてみてはいかがだろうか。
生年月日しかわからなくても、ホロスコープで人生の流れは見ることができるよ、そんなに難しくないよ、というところを広めていきたい。
基本対面鑑定だけど、メタモル占星術もお受けしておりますよ。
鑑定書作成のため、鑑定日の2週間前までに申し込んでいただくことになりますが、出生時間がわからなくても簡略版でできますので。

ということで、買ったサビアンシンボルの本を活かすために自分のホロスコープをごそごそと取り出すのであった。
新しいものはまず自分で試すよね???

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天津冴子
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