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資格の死角。

子供の頃から、資格は「それが無いと出来ないことがある」時に取るものという思いがある。だから書道を習った時もそろばんを習った時も、「ここまで取れば履歴書に書いてもいい」と(周りの大人に)言われた級を取った時点でやめた。
幼児教育系の短大に進学した時も、その資格を取らないと卒業できなかったので取った。結局最初の年しか資格は使わなかったけれども。

そんなこんなで、資格でないと人の技量がはかれない場に興味が無いまま、好き勝手に独学でいろんな技術を習得していった。
仕事をする上で使うPCスキルなどの場合は、ほぼ叩き上げでやってきたおかげで、巷に転がる「初心者講座」や「資格取得に向けての講座」等の内容は、半分以上知ってるし、知らない部分=実業務ではほぼ使わない技術ということで、10年に1回書くかどうかの履歴書の為だけに受けようとは思わないのである。
それは占いもしかり。
おかげで、誰に師事するでもなく、何の肩書も無いまま占い師をやっている。ただ、何をつかってどういうことが占えるのか?という点を説明できたり、初対面の人でも「何を観てもらいたいのか」という点を仕組みを知った上でフォローできれば問題はなかった。

が!しかし、この期に及んで問題が発生した。独学で会得し、実占に投入している占い方に対して「教えてほしい」と言われることもあるのだ。
別に講座を開いて一から教えるというより、常日頃疑問に思っている点について教えてもらいたいと思っている方も多いようなのである。
そこでひっかかるのが、教えるための資格がある占術についてである。
自分が各種占術の入門書や研究書を元に会得したものを、人に伝えようとする時に、その占術独特のノウハウがあるならば、それは大元が「教えるに足るだけの知識と技能をもっている」と認めた人にやってもらいたいだろうと思うのだ。
なので、そういう時は「こういう入門書から入ったよー」と書籍をおすすめして、具体的な事には触れないようにしている。
ま、自分が占う分には独学なのだけれども。

と長々と書いているのには理由があって、最近イベントを主催したり出店したり、個人鑑定を依頼されたりのおかげで、受けたい講座や参加したいイベントを知っても、よほど先の日程じゃない限り「あ、その日○○だわ…」という理由で受講を断念することが多くなってきているのだ。
元々自分のペースで学べないことがストレスなので、回数のある講座を避けていたというのもあるが、いざ長いスパンで行われるものを受けようにも、実際の活動が足かせになるとは思わなかった。

さてこの先の動向を調べるためにも、占いの勉強は続くのだが、来年は講座の受講デビューしているかどうか。
特にイベントの出店系はかなり前からオファーされたりするので、その前にスケジュール組めるものでないと受けられないのよなぁ。
そんな売れっ子って訳でもない自分でもそんな現状なのだった。


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