※新シリーズ※【00】サロンの世論。
日常のカード話とは別に、象徴系オラクルカードを串刺しに比べた感想などを書いていこうと思った。
解説書にしようというような大層な志があるわけではない。数百年前の人たちが、どんなトピックについて知りたがっていたのか、そのためにどんなモチーフを使ったのかという点が気になっただけなのである。
そしてここに出てくるカードは、基本今自分が持っているカードだけなので、そんなにバリエーションがあるわけでもない。
とっても偏った世界の偏った見方で綴った偏った感想文と思ってもらった方がいいかもしれない。
しかし、1枚の中にいろんな情報があるタロットカード系とは違い、象徴系は1枚に一つのモチーフが基本。それらの意味が、各種スプレッド(展開法)によって並べられ、位置関係が見えた途端に、饒舌なストーリーが紡ぎだされるのである。
これは落語の三題噺のようだといつも思う。同じものが出てきても、順番や場所によって効果が変化するからだ。
おまけに毎回質問のお題は違うわけで、同じカードの並びだとしても質問が違えば結果も違うものなのである。
カードリーディングは、毎回違うストーリーが見られる無限のアイテムなのだ。
今回このヘッダーで串刺しに比較するカードは、
・プチルノルマンカード系
ただしムーンナイトルノルマンのアディショナルカードは含む。
(グランジュ・ルノルマンについては別のカテゴリで)
・コーヒーカード
・キッパーカード
・ジプシーオラクルカード
・シビラオラクルカード
・ジプシーウィッチフォーチュンテリングプレイングカード
となっている。
もし、新しくカードを購入し並行比較対象が増えたら改定を加えていく可能性があることを記しておく。
同じ種類のデッキでも、カードデザインの違いなどで印象が違ってくるものもあるが、そこはそれ、そのデザインにした意味が出てくるものなのである。そんな違いについても掘り下げられればと思っている。
反対に、そのデッキにしかない象徴というものもある。ということはそのデッキの選者が、その象徴がある方が結果のバリエーションが良いと思ったのだろう。同じ意味ではないのか?と思うようなカードもないわけではない。
そこにある微妙な違いも、そのデッキの特徴ということになるだろう。
まだルノルマンカードを手に入れる前、「なんで片隅にトランプが書いてあるのだろう?」と思った理由もなんとなくわかったし、自分は基本書いてないものを使っているという点も述べておこう。
とにかく共通性と独自性。両方から比べた連載になればと思っている。
今までのテーマも続きを書いていくので、いろんな話題が混在していくけども、ついてきてくれるととてもうれしい。
カードリーディングの深いんだか浅いんだかわからない世界を楽しんでいただきたいと思う。
(こうしてカード類を増やす口実にもなっていたりいなかったり)