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【02】共通する象徴。

今回比較に使っているカードデッキの中で、1枚のカードに1つの絵柄がある所謂「象徴系」とするものには、プチルノルマン、コーヒーカード、ジプシーウィッチがある。一応プチルノルマンとコーヒーカードは基本となる象徴が決まっているが、デッキによってはそれ以外の象徴を取り入れているものもある。
まずは、それぞれにあって共通しているものについて書いてみたい。
プチルノルマンで36枚以上の番号があった「エレメンツルノルマン」「ムーンナイトルノルマン」も使っていく。

※プチルノルマンには37番以降をもつデッキが他にもあるので、いずれは比較していきたい。

3つ全てに共通する象徴

紳士と淑女:基準となるカードなので象徴系には必須といえる。例外として浮世絵風のルノルマンカードにジェンダーに配慮した「人」という後ろ姿のカードがあったことは記しておきたい。
騎士・騎手:アルファベット表記が「キャバリエ」と「ライダー」という2種があったが、意味合い的には似てるかと。
クローバー:これは幸運の象徴として定番といったところだろうか。ただし、四葉ではく三つ葉表記もあるのが不思議なところ。
:身近な人間関係や不動産など、人の生活には欠かせない要素。
:生きて成長するもの、気長に見据えるもの、木自体を体と捉え健康状態を見ることも。
:視界を妨げるため、良いものとしない傾向にあるが、陰影の側によって読み方が変わるのは同じなもよう。
:敵や害をなす人・物事などに当てはめられることが多い。
:停滞、終焉などに例えられやすい。物事の転換期などにも。
:刃物であり、切る・切り離すなどもあるが、刈り取る・収穫するなどの意味もあり、失うもの得るものの両方が読める。
:鳴き声が広がったり、複数で鳴く様子などコミュニケーションの象徴といえる。大体が小鳥であり、デッキによっては他の鳥類が別の意味としてカードに入る場合がある。
子供:未熟なもの、伸びしろのあるもの、などの意味があり、実際の子供として読むこともある。
:輝くもの、目立つもの、才能や環境を表す。
:仲間や同僚、部下など信頼できる身近な存在を表す。味方な存在。
:目標にもなるが、立ちはだかる困難でもある。越えるまではきつい。
:だいたい二股かクロスした道と標識が描かれる。選択の時を表す。
ねずみ:一匹は小さいが、ちまちま奪い取るし、増えるのも早い。放置すると厄介なもの。
ハート:感情・気持ちを表すが、中にはダイレクトに心臓が描かれていて「それか?」と思うこともある。
指輪:結婚や契約、約束事を表すし、輪と捉えて巡ってくるものともとれる。
手紙:知らせ・通知など文字を伴う情報について。各種書類自体を表すことも。
百合:清い尊いものを表す。白い百合であることが多いがたまに色のついた百合が描かれていることも。白い百合と赤い薔薇はキリスト教圏ではお決まりの対比。
太陽:能動的に輝くもの。それらに付随する意味合いが多い。
:太陽とは反対に「受動的に輝く」もの。内面の輝きとする意味も。
:お金や財産の象徴とされる。魚自体が漁れたらお金になるし、産み増える数が連想させるのだとか。
:船を安定させるためのものなので、職業や仕事などを表す。動けない理由を探すコンビネーションも考えられる。

とりあえず上がったのは24枚。
ざっと内容も書いているが、あくまで自分の捉えたものなので、詳しくは各々のテキスト等を参照されたい。
一番枚数の少ないコーヒーカードがポイントなので、共通するカードはこのくらいになった。人が生きていくことを説明する中で外せない要素となっていることは確かだろう。

次回からは、すべてに入っているわけではないカードについて取り上げていくことにする。

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