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第6回 隣の地球は青く見える。

お久しぶりの更新です。
ありがたいことにカードリーディングでの引き合いが多く、占星術系を深掘りするのをさぼっておりました。
そして、出生時間がわからない人が案外多いこともわかってきたので、自分の中では太陽星座中心に観るメタモル占星術の使いやすさの方を掘っておりました。他の惑星を軽視しているわけではないですが、出生時間がわからないからホロスコープで詳しく見られないとあきらめている方にも、人生の流れを掴んで欲しいので、120年まるっと観てしまう方法をとっています。

出生の星座は、なんやかやで基本。

メタモル占星術では、「デーク星座」が基本なので、太陽の角度から36種類の特徴があり、これは基本の要素なので変わることはないです。
ただし、太陽の位置が刻々と動くので、出生時の太陽とプログレスの太陽の星座が変わる毎に、生活環境や生き方が変わっていきます。
元々の自分の要素をしっかり把握して、やってくる星座との相性や対処法をわかっていれば、生きづらさが軽減されていきます。
自分の中身と外側との相性を見ていくと言えばいいでしょうか。ただし出会う年代が人それぞれなので、接し方は年齢によります。

隣人は異星人。

メタモル占星術では、20代までに生まれ星座から離れます。早ければ物心つく前に隣の星座へ移動してしまいます(第3デークの人ですね)。
エレメントの移動、すなわち太陽星座の性格や境遇が変化すると、元来の性格とは違う経験をしていくので、人間性に厚みが増すか、合わな過ぎてぺしゃんこになるか極端な感じがしています。特に最初の移動は変化がきついです。いままで実家暮らしの人が、突然自分だけ引っ越すみたいなものです。
その引っ越しが物心つく前なのか、学生の頃なのか、社会人になってからなのかによっても、引っ越し先での馴染み方が違いますし、なにより現実と違うのは「絶対に実家には戻らない」という点でしょうか。
環境の違う場所で、10年毎に部屋を変え、30年経ったらまた新天地へ引っ越す、そんな人生なのです。

2度目はJターン。

今では古い呼び名になるのでしょうけども、男性宮・女性宮という12星座の分け方でいうと、男性宮の人は女性宮を経て男性宮へ戻る、女性宮の人は男性宮を経て女性宮へ戻るのが2度目のエレメント移動です。
ただし、火は風へ、土は水へ、風は火へ、水は土へ行くので、元のエレメントには戻りません。元来持っている行動のアプローチの仕方が似ている場所に来るだけです。
30代~50代に移動するため、ある程度の人生経験がある大人ですから、「何か変わったね」とは思っても最初の移動ほどではないというのが正直なところです。わかる人には「何か抜けたな?」という感覚になると思います。

3度目は酸いも甘いも。

3度目のエレメント移動は、ほぼ老後ということもあり、自分ひとりの行動でどうにかなるというよりは、周囲の人々との関わり方がより変化して、最後のエレメントで人生の集大成のような状態になっていきます。
10年毎に状況が変化するのはずっと変わらないにしても、「あ、それ若い時に見た!」的なところでなんとかなってしまうというのが全体的な感想です。最初のエレメント移動に似ているのですが、経験がクッションになるので、最後のエレメントについてはそれほど強くはお伝えしません。

宇宙から見たら、芝生は青かった。

メタモル占星術は年齢が上がるほど「答え合わせ」のような状態になるので、これから先の備えとして参考にしていただいた感が強いです。
しかし、若い方でまだ最初のエレメント移動前後だったりすると、まだまだ先のことはピンと来にくいかもしれません。
そういう時は他の命運系でもいいですし、プログレス法で毎年の傾向を見ながらというのもよいのはないかと思っています。
人生2番目のエレメントが一番生きづらいところなので、ここでどう経験が積めるか?というのが課題になるかなと思っています。
みなさんの最初のエレメント移動どうでしたか?

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