医療費控除も税理士さんにお願いできるんだ
3日前の記事で、ちょっとしたことが人にお願いできることになったと書きました。
それは、夫の確定申告のこと。
通常の確定申告は、1〜12月分を翌年に申告します。ところが亡くなった人の確定申告は、死後4ヵ月以内にやらなければなりません。これを準確定申告といいます。
うちの場合は、夫ががんの定期的な検査を受けていたので毎年医療費が10万円以上かかります。それにたまに寄付もしていたから寄付控除も申告できるのです。
確定申告すれば数万円が還付されます。以前は1、2日作業したとしても時給換算すれば割りがいい仕事だと思い、せっせと確定申告していました。しかし医療控除の申告は5年遡って申告できることを知ったら溜めて作業することになり、さらに税金が還付されても喜んでいるのは私だけ?と思ったら面倒になり、4年前の分を申告直前まで書類を整理した後、放っておいていたのです。
まさか、夫が亡くなるとは、思ってませんでしたからね。
9月の葬儀の後、弔問の対応、亡くなった後の手続きごと、香典返しの手配、年賀欠礼…なんてことをしていたらあっという間に3ヵ月経ちました。
準確定申告の作業は冬休みにするつもりでしたが、冬休みも事務作業なんて、ちっとも楽しくない!誰かやって!と叫ぶ心の声が。
娘(20歳)に手伝わせるとしても、家のお財布事情のある部分は子どもに知られなくないし。
相続税申告でお世話になる税理士さんにお願いしようか。しかし医療費控除は素人がやれる上,手間がかかるから,引き受けてもらえないのではないかしら? その上,お高いかも。
そんなことをうじうじと考えていましたが,いよいよ冬休みが近づくのが憂鬱になってきたので,思い切って税理士さんへお願いしてみました。
するとふたつ返事でOKが。しかも料金がお安い。これなら還付される税金から十分払える。そして冬休みにのんびりできる!
税理士さんが手伝ってくれると知ったら,俄然やる気になって書類を整理してしまいました。
改めて確定申告のことが心の重荷だったことに気づきました。
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こういうことって,他にもありそうですね。
自分でできるし,ひとに頼むほどではないし,頼めば支払いが発生するし。でも大変だな,面倒だな。
あるいは,こんなことは他人に頼むことではない,とか。
その作業が楽しめるうちはやるけれど,楽しめなくなったら割り切ってひとに頼んでしまえばいいと学びました。
さて,冬休みは何をしようかな。