娘の連れ合いを亡くした親の悲しみ
先日つぶやいた「娘の連れ合いを亡くした親の悲しみ」について、もう少し書いてみます。
私の親戚は、40代で夫を亡くされました。当時お子さんは中学生と小学生。
父親を亡くした孫のため、その方のお父様が父親代わりのように接してくれたそうです。
それから30年近くが経ち、
「娘の連れ合いを亡くした親の悲しみが今になってわかる」
と話されました。
子どもが誰かと生活を共にするようになれば、親は一応の自分の責任を果たした気持ちになるものです。
その相手が亡くなったときの心配や落胆。そうはいっても自身も老いて,手助けできることに限りがあることのもどかしさというものがあるのでしょう。
その方は,年月が過ぎてお父様の介護が必要になったとき,そのときの恩返しのつもりで力を尽くしたと話されました。
私の親は,どう思っているのだろう?
たぶん心配してくれているけれど,耳が遠くてコミュニケーションが取りづらい父と,いつも何だかズレている母を思い浮かべました。
ひと一人が亡くなったことが,こうして波紋が広がるように,いろいろな人の気持ちにさざ波を起こすことに気づかされる話でした。
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