「2024.11.10」週刊書評まとめ:古い羅針盤144章
先週の評点:
「「空気の研究」の研究: ゲーム理論と進化心理学で考える大東亜戦争開戦と御聖断のサイエンス」(◎):金澤正由樹、「未来への遺言: いま戦争を語らなきゃいけない」(〇):前田浩智, 砂間裕之他、「シン・オーガニック: 土壌・微生物・タネのつながりをとりもどす」(〇):吉田太郎、「ALIENS ビショップ」(〇):T・R・ナッパー,入間眞。
「空気の研究・・」は開戦の理由をゲーム理論や進化心理学に基づき、解析した所は面白い。が、余りにも不条理故に解析できず、最後は余り論理的でなくなっていて残念。「未来・・」も開戦理由を探っているが、「空気・・」よりも合理的か。「シン・・」はかなりの科学書籍になっていて優れているが、その先が見えない。無理筋の結論に持ってゆくなら、前半の科学トレースの苦労が台無しにみえる。「ビショップ」は面白い。海外でもこうしたリメイク小説出版も可能な点に驚いている。
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