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「自由と言う拘束」毎日ショートエッセー:古い羅針盤134章

法人と言う別人格を得ることになり、日々、そして日夜、法人の将来について考えない時は無くなった。もちろん、売り上げが順調で、未来も明るい起業であればよいが、元々節税目的で立ち上げた法人故に、現在のクライアントが無くなれば、お先真っ暗である。永年手掛けているクリエーター事業が不調な事が真の理由では在るが、これに才能との裏返しの話でもあり、それ相応の努力や工夫も必要であり、そう簡単ではないのだ。自分の会社という自由な空間を貰った途端に、却ってそれに拘束されるという皮肉さは、我ながら会社教から未だ、抜け出せていない我が身を笑ってしまうのだ。「自己意識の哲学:私が私であることとは」:嶺岸佑亮氏を読んでいる。

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