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「2024.06.30」週刊書評まとめ:古い羅針盤138章

先週の評点:
「この窓の向こうのあなたへ」(◎):小手鞠 るい、 佐藤 まどか、「殺人者たちの「罪」と「罰」:イギリスにおける人殺しと裁判の歴史」(〇):ケイト・モーガン, 近藤 隆文他、「汚穢のリズム きたなさ・おぞましさの生活考」(〇):酒井朋子, 中村沙絵他。

「この窓・・」は作家同士の交流交信を書籍化したものだ。どちらも、海外に住み、外国人と結婚し、活躍されている。多様化の凄みと同時に、閉鎖社会に日本への批判も心地よい。「殺人・・」は又もや、イギリスをベースにした過去の事件のトレースであるが、どうも部外者の私には理解し難かった。「汚穢のリズム・・」は怖いもの見たさの域を出ないのかも。差別としては、こんな些細な所から生まれるのかも。


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