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「医師というサービス業」:毎日ショートエッセー:古い羅針盤122章

コロナ禍で現状の医療体制が意外に脆弱で、公的医療機関以外は頼りにならないというのが明らかになった。特に、都心の多数存在するクリニック云々の無能ぶりは批判対象になった。簡単で安直な治療で利便性のみに特化した私的医療体制。ある意味、日本として野放しだった医療界全体バランスが全く整備されていないことは明瞭だった。確かに、資本主義下で、自由な医療体制は医師たちにとって、当然の権利ではあろうが、肝心の医師のサービス対象である患者の命が肝心な場合に救えないのなら、本末転倒だろう。医療は仁術と、遠い昔赤ひげ先生が謙虚に患者に向き合っていた事が懐かしいと思った人も多いかと。「ディア・ペイシェント 絆のカルテ」:南杏子氏を読んでいる。

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