「介護の保険の極み」毎日ショートエッセー:古い羅針盤144章
数年前に近親者の死に際に遭遇し、終活、特に安楽死に関して多大な関心を抱いた経緯がある。まるで廃品扱いの様に、病院から看取り施設へと転院されていったプロセスを唯見送るしか無かったので、それから猛勉強して、自宅での介護&看取りも可能だと知り、出来れば残りの近親者に対しては、そうしたと願ってはいるものの、此処にはかなりの壁がある。それは周囲の介護する要員の確保である。遠地で理想論を掲げても、近親者には届かない。加えて、15歳から下宿生活をしている我が身にとって、近親者はある意味、他