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「2024.04.07」週刊書評まとめ:古い羅針盤136章

先週の評点:
「生成AIは小売をどう変えるか?」(◎):永田洋幸、「特権と不安──グローバル資本主義と韓国の中間階層」(◎):ハーゲン・クー、 松井理恵、「分断されないフェミニズム: ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる」(◎):荒木菜穂、「死なないための暴力論 (インターナショナル新書)」(〇):森元斎。
「生成AI・・」はまさに、今時のテーマである。且つ、氏が日本で開発を目指すのは、大手IT企業も苦慮している小売り事業。元々、セブン等がPOSシステムでIT化に成功した分野。技術のアプローチは正しいと思うが、果たして成否は?「特権・・」は隣国韓国の経済格差について、解析したデータだ。第三者的な視点が好感を持てる。日本以上に格差が進んだ隣国事情が窺い知れる良書だ。「分断・・」は女の敵は女という狡猾な男性社会の罠に嵌まらないように、氏は訴える。一言でフェミニズムと言っても生半可な意志では突き進めないのだ。「死なない・・」はやや評価点を落とした。暴力を結局は肯定するのは、やはり間違えであろう。例え、それが正論過ぎても。

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