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「高齢化時代の社会保障の理想とは」毎日ショートエッセー:古い羅針盤129章

少子高齢化社会の中で、肥大化する社会保障費に対して、私たち庶民は、唯怯えるばかりだ。他方、人生100年時代だと煽られ、それに応じた健康と資産維持を求められてもいる。が、どちらにしても、限界がある。従って、それに応じた政策転換が必要だ。年金支給年齢引き下げに応じて、企業も渋々、定年延長に応じてきているが、政府も働ける高齢者の労働参入の間口をもう少し広げても良いかと思う。高齢者側も時代の変遷に伴う応分負担の覚悟を持ち、従来のようなパートナーや家族に看取って貰える時代は過ぎ去ったことを再認識する必要がある。そして、その厳しい認識の上で、画期的に発現出来た介護保険という制度の永続を支援すべきなのだと思う。「おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない」:上野千鶴子 、小島美里氏を引き続いて読んでいる。

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