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「有能な人の真の活用法」毎日ショートエッセー:古い羅針盤143章

今や死語にもなった高級官僚。エリート中のエリート。何も日本だけの話ではない。官僚自体の劣化が現代社会では著しいと言われている。それは政治家を通じて、国家を発展させるといった出力が機能不全となっているからだろう。その理由には、政治家の劣化が大きく関係しているだろう。劣化の理由には2世、3世といった世襲制度に似た権力継承もあるだろう。とは言え、高級官僚、詰まり、上級国家公務員試験に受かるには、相当の勉学が必要だ。T大生が日本の権力中枢を占めるのには、それなりの理由がある。その中核には、あの難解な試験制度があり、それを克服する為の長きに渡る(と言っても高々十数年に過ぎず、その後の十数年に比べれば微かなものだが)苦闘と努力に敬意を皆が抱き、その才能に納得しているからだろう。エリートとはそうしたものだ。特別の努力。加えて社会や人に対して敬意を以ていれば猶更良いのだが。「それゆけ文科若手官僚!: 地方と一緒に教育改革の種をまく」:千々布敏弥氏を読んでいる。


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