不安商法にはどう対応するか
今みたいに世の中が不穏な感じになってくると、「いざ稼ぎどき!」といわんばかりに、詐欺まがいの情報商材を売る人たちがナマハゲのお面をかぶってやってくる。
「だれか不安な子はいねが〜」
てな具合に。
今日も一冊目についた。
ツイッターでフォローしている人がイチ押しにしていた本だ。
「これから大変なことになる!
コロナの次は世界的大恐慌が起こり、
あなたたちは弱い順から仕事を失い、飢えて死ぬ。
そうなりたくなければこれを読め!」
どんな本なんだろうと思って試しに一冊買おうとしたら、オンラインサロン(有料)に入らないと買えないようになっていた。
こういうのがすごく苦手だ。
お金を払うのが嫌なんじゃない。
本が読みたいだけなのに、足元を見られてよくわからない場所に誘い込まれるのがイヤなのだ。
当然、その本は買わなかった。
「命が惜しくば我がオンラインサロン(有料)に入会し、我がセミナー(高額)に参加せよ」
こう書いてしまうと身もふたもないけど、さいきんほんとにこういうのが多い。
まず不安をあおってから、情報商材や高額セミナーを「あなたのために」売りつける。
不安な人間ならこんな風にきれいに誘導されたらすぐ入会してしまうだろう。
ヤーレンソーラン、きっと彼らから見たらコロナ下でまいっている人間など、銀鱗きらめかせながらやってくるニシンの群れに見えるに違いない。
前にナチスの生き残りを取材した人が言っていた。
「佐伯さん、人ってねえ、イデオロギーじゃ動かないんですよ」
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