人間にとって、最高のGIFTとは
いろーーーんな学びがあった
King Gnuのコンサートを終えた翌日。
(これも記事にするか、かとらじで追って話します!)
横浜から愛知へ、車での帰路。
富士山を拝みながら
東名高速をハシゴしながら帰った。
今日は
息子を通して、本当の自分とはなんなのか?
それが深まった話を書くよ。
4歳の息子は、
自分と他人の境界線が無い。
(と、親からは見える)
息子は
同世代のことは
全員友達だと思っていて、
友達の親は
全員パパかママだと思っている。
その他の大人は
全員先生だと思っている。笑
富士川のSAで
"おともだちいるかなぁ〜"
といった息子は
富士山がよく見える草むらで
虫を探す5人家族を見つけ、混ざった。
"4人目の息子ですけど、ボク"
みたいな顔して、初見の人ママと呼び
"きもちわるいカエルをとろう?"
みたいな、謎の提案をする。
結局、息子化して
自分では怖くて捕まえられない
バッタを捕まえてもらい
袋までいただいて、満面の笑み
今度は、そのバッタを
人に見せたくてしょうがない。
SAにいる人、全員に絡むくらいの勢いで
バッタとったんだよぉ〜と話しかけにいく
車の中で、旦那さんとの会話。
"あの子、生まれたときから人見知りしないね"
"自分と他人にボーダーが無いね"
"いまは4歳だからいいけど
どこかで壁にぶつかりそうだね"
".…学生生活のどこかのタイミングで
変なヤツだねぇって言われたりして
ハートブレイクするやつだよねぇ.....わかる。
あー..…そういう人間関係の中で
自分の長所を、短所なんだと認識して
尖ったところを治そうとする時期を歩むよね。
社会に出て、さらに
たくさんの人に出会って揉まれながら
だんだん、人によっては
ほんとの自分ってなんなんだろう?
短所と思って隠していたのは、実は長所だった?
って気づきはじめ
子どもの頃に
好きだったことや
得意だったことや
感じていたことに立ち返ったりして
本当の自分にもどっていくのか。"
そんなことを話していたとき
運転する旦那さんが
"ミスチル聴きたい"といった。
YouTubeでミスチルを検索して
なんとなく"GIFT"にした。
何回も聴いたことあるし、口ずさめる曲。
YouTubeで改めて聴いていくうち
どんどん、目がまんまるになった。
結婚式でよく聴いたから
ラブソングなのかなとか勝手に思っていたけど
GIFTの映像はずっと
はじける笑顔で遊ぶ子供たちを写していた。
あぁ。
最高のギフトって
本当の自分を見つけることや
生まれた意味を知ることなのか。
私はそう受け取った。
私たちsecond youthの取り組みに
改めて自信が湧いたのはもちろんのこと
子供に渡せる最高のギフトも
同じなのか、と思った。
だとしたら、息子さんよ。
人とのボーダーがないことは
ぜったいに君の素質!
素晴らしいところ。どんどん伸ばしたらいい。
でも
いつしか、それは良くないことだと思って
封じる日が来るかもしれない。
距離感について学ぼうとする日が
来るかもしれない。
"悲しい思いをするなら
いっそ人と関わらない方が楽だ"
そう思う日が、来るかもしれない。
そのときはそのときで
距離感とは、人間関係とはなんなのか
学べばいいと思う。
きっと君にとって必要だから。
ただ、もしいつか
自分探しをしたくなって
私に、自分のことを質問したくなる日が
くるかもしれない。
私が、君に伝えたいと思うタイミングが
くるかもしれない。
そんな、然るべきときのために
産まれたまんまの君の長所、
忘れないように用意しておこうかな。
君は、物心つく前から
人と自分の垣根がなかった。
顔色を伺っているようには見えないが
捨て身で人を笑わそうとする。
走る!走る!走る!
単純明快な動きが好き。
24時間腹筋に力が入っていて
いつも腹から声を出す。
手に入れたいものは、絶対にあきらめない。
....みたいな。
(必要が無さそうだったら、
わざわざ渡すこともないけれど。)
Mr.Children。チルドレン、子供。
彼らの内面の輝きは、子供の頃のままの輝きなのかな。
気づいていないだけで、
ずっとここにあったんだねぇ。
そんな息子。
例えば、公園に行ったら
必ずその場の一期一会で
お兄ちゃんかお姉ちゃんをみつける。
しつこく金魚のフンをして
やがて弟として認知してもらい、遊んでもらう。
ミスチルを聴きながら、愛知県まで戻ってきた。
数回行ったことのある大きな公園へ寄る。
息子、今日はめずらしく
お兄ちゃんもお姉ちゃんがなかなか見つからない。
正確には
兄弟をみつけては金魚のフンをしていたけれど
弟認定をもらえず、フラれ続けていた。
ほんの30分くらいで、ベンチにいる私の方に
息子が戻ってきた。
眉間にシワを寄せ、まゆげを八の字にしながら
"ねぇあっちのすべり台いこうよ"という。
理由を聞くと
"もっと大きいお兄ちゃん、あっちでさがそう"
と。
たくさんのお兄ちゃんにスルーされ続け
ハートブレイクした模様。
※これはあくまで息子目線で語ってるだけで
当たり前に、お兄ちゃんたちは全く悪くない。
むしろ遊んでくれる方が奇跡で、
いつもとても感謝しています。
息子の公園ナンパは現在
①ロックオンした小学生に付きまとい
②たまに抜かして進路を塞ぎ、無理やり視界に入る
①②をひたすら繰り返す
非常に奇妙な方法で、弟子入りする。
入門かフル無視かの2択の世界で
彼は活動している。
フル無視続きでハートブレイクした息子の姿に
わたしも感情移入して、胸がチクリとした。
でもね、息子よ。
まだ見ぬ新天地
つまり、新しいコミュニティーにとんでいけば
きっと白馬に乗った優しいお兄ちゃんが
遊んでくれると思ったんだろう。
でも、そんなお兄ちゃんはいないんだ。
君次第なんだ。
だから
ここにいるお兄ちゃんが
いじわるなわけでも、決して、ない。
まだまだこの空間には
たっっっくさん、お兄ちゃんはいるぞ!
やりきったのか?息子よ。
そう思った。
だから、他には移らなかった。
"大きいお兄ちゃん?
ここにたくさんいるじゃない。
ほら、あそこにも、あそこにも。
いっといで。"
"ママがお兄ちゃんみつけてよ〜"
"ほら、あそこにいるじゃん!
お兄ちゃんと遊びたいのは君でしょ?"
少し押し問答したけれど。
息子は、お兄ちゃんめがけて一目散に走っていった。
わたしが伝えた
赤いシャツを着たお兄ちゃん。
(赤いお兄ちゃんごめんw)
でも、よくみると
赤いお兄ちゃんは
歳の離れた小さな弟ちゃんのお世話を
一生懸命していた。
手取り足取り、慎重に遊んであげていた。
息子よ、すまぬ!!!!!
こういうのは成り行きだよね!
そもそも指名するもんじゃないよねぇええーー
息子はしばらくの間、スルーされても
頑張って金魚のフンを続けて
視界に入ったり話しかけていたけど、ダメだった。
こっち戻ってくるかな?
ハートがぼろぼろの息子をベンチから見守った。
(いよいよ、私が遊ぼうかとよぎったけれど
息子はハナから私と遊ぶことは求めていない。)
すると、そこに彗星のように!
小学校2年生と年長さんくらいの姉妹が現れた
(本当に、早いの!笑
いかに遊具を早く駆け抜けるか
SASUKEみたいな遊び方しててww)
息子の心が、もう一度立ち上がった。
その彗星姉妹の金魚のフンを始めた。
もうそれは必死の形相で
彗星姉妹のスピードに食らいつく。
一瞬のスキをついて抜かしては、無言で視界に入る。
それでもやっぱり、スルーの嵐。
早すぎる彗星姉妹を、途中何度も見失い
その度に、キョロキョロする息子。
見ている私の方が
ハートブレイクしそうになってくる。笑
それでも諦めない。
彗星姉妹をまた探しだしては、金魚のフン。
いよいよ17時も回ってきた。
なんとか息子の最後のチャレンジを
見届けたくて、見守る。
するとついに!姉に認知されはじめ....!!!
彗星姉妹の金魚のフンだったのが
彗星3姉弟に!!!!!!
(永遠にSASUKEモードなので
見た目には大きくは変わらないんだけど)
よく見たら、たまの曲がり角で
息子がついてきてるかを
無言で確認する彗星お姉ちゃんを見て
ありがとうぅうううう!!!!!って感謝。
(わたしが笑)
彗星姉妹が帰るタイミングで
ほてった顔で、息子がベンチに戻ってきた。
息子に"どうだった?"とだけ聴いた。
"白いおねえちゃん(彗星姉妹)とあそんだ!
赤い服のお兄ちゃんは、あっちいってって。
でもさぁ
白いおねえちゃんはね、ぼくがみつけた。
やさしかった。"
優しいお姉ちゃんみつけてよかったねぇ。
君がねばった結果だねぇ。
彼は新天地に逃げずに
やりたいことをやり切った。
自分が決めた彗星姉妹にくらいつき入門。
晴れやかな顔で戻ってきた。
いやぁーーー、これはがんばったなぁ!
顔が少し、凛々しくなった気がした。笑
そしてやっと気づいた。
息子の公園の感想は、やっぱりそこにあるんだ。
この記事には、ストイックめな私の心の声を
綴ってきたけれど
息子には
ほら!お兄ちゃん、あそこにいるじゃん!
いっといで〜!
くらいしか言っていない。
私たち親は、なんとなく息子を
公園に連れてきていたけれど
当の本人はずっと
【この人と友達になる!】と決めた人と
友達になるチャレンジを公園にしにきていたのか。
思い起こせば、毎回そうだった。
逆にいうと、
苦手なブランコや鉄棒には見向きもしないし
克服する気もない。
あれができない!手伝って〜
と、ベンチに戻ってくることもない。
友達がなかなかできなかった今日
初めて泣き言をいいに、ベンチに戻った。
やっぱり人が好きなのか。
そして、人にチャレンジしているのか。
息子は、私のところを選んで
産まれて来たんだと、改めて確信した。
息子への最高のギフトは
なんとなく見えてきた気がする。
長い間、持っておくことになりそうだけれど。
加藤さえ
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