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2024/10/04

頭がパンクして空気が漏れている。

身体から空気が抜ける度に、
ただただ、床へと沈み込んだ。

止まった瞬間(とき)の中で、
ぼーっと壁を見つめる。

そんな私を、
僅かな隙間から光が照らし出す。

くっきりとした影がじわりと溶け出すと、
私を穏やかな海辺へ連れ出した。

光の波の中を揺蕩いながら、
私はただ、ぼーっと
世界の美しさに酔いしれていた。

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