文化のみち探訪と杉浦非水の世界展
先月の雨の日に駆け込んだ展示はこちら。
ヤマザキマザック美術館でやっていた、杉浦非水の世界展。
マザックは常設でロココから印象派後の絵画、アンティーク家具やガレのガラス工芸作品も観られるので本当に大好きな美術館。企画展もいつも素敵💓
展示を観ていたら、興味深いキャプションを発見。
名古屋にある文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)のステンドグラスは、非水さんの原画をもとに作成されたそう。
こちら!
何年か前に行っていたのです。
天気の良い日に行けて良かった〜。
ステンドグラスがとても綺麗に見える。
文化のみちとは...
名古屋城からほど近く、建築遺産や文化遺産の保存、活用が進められている地区一帯、明治以降の近代名古屋の文化が凝縮された歴史的な遺産の宝庫です✨
二葉館は一部が登録文化財、景観重要建造物。
大正時代、「日本の女優1号」と言われた川上貞奴が居住していた和洋折衷の建物が創建当時の姿に移築復元、文化のみちの拠点施設として開館。
川上貞奴は女優を引退したのち、大正9年頃から電力王と呼ばれた福沢桃介とともに暮らしていました。(非水さんはこの福沢桃介の義弟という関係性。)
この斬新さと豪華さから「二葉御殿」と呼ばれ、財政界人や文化人のサロンになっていたそうです。
そして、撞木館にも。
種木館は市指定有形文化財、景観重要建造物。
陶磁器商として活躍していた井為三郎が、大正末期から昭和初期にかけて建てた邸宅です。
約600坪の武家屋敷の敷地内に、庭を囲むように大正浪漫あふれる洋館、和室、茶室や裏庭に東西二棟の蔵が残されています。
洋館には時の流行を先取りしたステンドグラスがあり、おしゃれな喫茶室も併設。
文化のみちと言えば、ロケ地としてもよく使われている名古屋市市政資料館にも行った方がよろしいのですが、この日は定休日なのでした...。あゝ残念...。
高岳駅から文化のみちを散歩して、最後に喫茶ボンボンなんて最高なコースではなかろうか。
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