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在住歴1年のアラサー女子が考案!タンザニア・アルーシャ観光のモデルルート2日間

タンザニアのアルーシャでの生活が始まってから、はやいもので約1年が経とうとしています。

ダルエスサラームに留学していた時、そして海外旅行の添乗員としてタンザニアを訪れた時は、アルーシャのことを「サファリのために立ち寄る街」としか認識していませんでした。

けれど1年過ごしてみて、私が今感じていることは、「アルーシャって治安もいいし気候もいいし、街歩きに最適だな!」ということ。

ダルエスサラームは治安が悪いし、安全と言われているザンジバルは「ザ・アフリカ」って感じじゃないし…となった時に、アルーシャって安全にアフリカンなムードを楽しむのに最適な街なんじゃないか?!ということに気づいたわけです。

ンゴロンゴロやセレンゲティなどのサファリや、ザンジバルの美しいビーチなど、タンザニアは「自然」を楽しむ場所と思っている方が多いと思いますが、興味深い「文化」もたくさんあるのです。

今回紹介するモデルルートには、ローカルの人々と楽しく触れ合いつつ、タンザニアの文化に対しての理解も深まるようなスポットをいっぱい詰め込みました。

(日本から遊びに来てくれた友人をこのルートで案内したら、すごく楽しんでくれて嬉しかった!)

「アルーシャはサファリのために寄るだけ」と言わず、ぜひ市内観光も楽しんでほしいと思います。

なお、現地情報は【2024年8月】現在のものです。変更があるかもしれないので、実際に訪れる際はぜひご自身でGoogle Mapなどの情報を確認してくださいね。


【1日目】アルーシャのローカルな魅力に触れる

9:00 アフリカ布でオーダーメイドに挑戦

2日間のアルーシャ観光は、アフリカ布マーケットからスタート。

ローカルマーケットやバススタンドが立ち並ぶ、アルーシャの街の中でも一際にぎやかなエリアに、アフリカ布マーケットが広がっています。

(Google Mapでは見つけられないのですが、ちょうどリンディストリートとリヴィングストンストリートが交差するあたりです)

(↑このホテルの向かい側なので参考にしてください)

マーケットに一歩足を踏み入れると、色鮮やかでユニークな柄のアフリカ布がいっぱい!ハンドメイドが好きな方は、創作意欲が膨らむこと間違いなしです。

種類が膨大で、しかも商品の入れ替わりが激しいため、アフリカ布との出会いは本当に一期一会。さらにマーケットは迷路のように複雑に入り組んでいるため、一度通り過ぎてしまったら戻れないかも。

気に入った布があったら、必ずその場でゲットしてくださいね。

また、タンザニアには、アフリカ布を使って好きなデザインのお洋服をオーダーメイドする文化があります。

デザインにもよりますが、完成には数日かかるので、滞在期間に余裕のある人はぜひチャレンジしてみてください。布屋さんに相談すると、テイラーさんを紹介してくれます。

派手すぎるかな?と思うアフリカ布も、お洋服に仕立てるとめちゃくちゃしっくり来たりするのがオーダーメイドの面白いところ。

アフリカ布のお洋服に身を包めば、この後のタンザニア滞在が何倍も楽しくなりますよ♪

【予算】
アフリカ布6ヤード:25,000Tsh(ワンピース1着作っても余ります!!)
オーダーメイド:30,000〜100,000Tsh(デザインと制作期間によります)

10:30 マサイマーケットで手作りのお土産選び!

お次に向かうのは「Maasai Market Curios and Crafts」、通称マサイマーケット。

実はアルーシャは、あの有名な「マサイ」の人たちが多く暮らしているエリアなのです。このマーケットではビーズのアクセサリーや動物の置き物など、手作りの雑貨がたくさん売られています。

店員さん達はみんなフレンドリーで、「オレの店も見て!」「次は私の店よ!」とめちゃくちゃ声をかけてくれます😅

仲良くなれば値引きも対応してくれる!店員さん達とのやりとりも楽しい観光スポットです。

また、この近くにある「Fifi´s Restaurant & Café」でも、アフリカ布のポーチなどを購入することができます。

洗練されたアフリカ布小物がリーズナブルな価格で売られているおすすめのお店。マサイマーケットから歩いて行ける距離なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

【予算】
お土産購入:10,000Tsh〜(安いお土産なら数十円でゲットできます)

12:00 世界でここだけ!タンザナイトの世界に触れる

アルーシャの街のランドマーク・クロックタワーのすぐ近くに、「タンザナイト」と呼ばれる宝石を取り扱うジュエリーショップ「The Tanzanite Experience」があります。

実はこのタンザナイト、世界中でタンザニアでしか採れないとても貴重な宝石なのです。

せっかくタンザニアに来たのなら、タンザナイトもひと目見てみたいですよね。

買おうと思ったらもちろん高額ですが、見るだけならタダ!しかもこのお店は、タンザナイトについて説明してくれる10分間のショートムービーが上映されていたり、店内に鉱山の様子が再現されていたりと、タンザナイトについて詳しくなれる展示がたくさんあるので、買い物目的でなくても楽しめます。(もちろん購入もOK!)

【予算】
入館料:無料
ジュエリー購入:100〜700$(サイズやクオリティによってピンキリ!!)

12:30 ローカル食堂でタンザニアの定番メニューを味わう

たくさん歩いたので、この辺りでランチを。

クロックタワー周辺にはたくさんお店があるので、どこに入ってもいいのですが、せっかくなら外国人向けではない、ローカルなお店も体験してみたいですよね。

この「Arusha Food Center」では、ワリ(白ごはん)やピラウ(肉入り炊き込みご飯)、チプシマヤイ(フライドポテト入りオムレツ)などのローカルフードがリーズナブルな価格で楽しめます。

私が行った時は3人で3品頼んでシェアしましたが、1人あたり500円足らずで満腹に!

できるだけ節約したい学生さんやバックパッカーさんにもおすすめなお店です。

【予算】
食事代(ドリンク含む):5,000〜20,000Tsh(チプシマヤイは3,000Tshだった!)

14:00 コーヒー農園でキリマンジャロコーヒーについて学ぶ

午後からは、少し街から離れて山の中へ。コーヒー農園でアクティビティを楽しみます。

日本でも有名な「キリマンジャロコーヒー」は、タンザニア北部にある「キリマンジャロ山」のふもと、アルーシャ・モシ地域で主に栽培されています。

そんなキリマンジャロコーヒーの本場にある「Baraka Coffee Farm」では、コーヒー豆を収穫してから飲めるようになるまでの過程を、体験を通じて学ぶことができます。

スタッフさんがみんな明るく、一緒に歌ったりダンスをしたりしながらコーヒーを作るのが本当に楽しい!みんなで豆から淹れたコーヒーは、やっぱり格別です。

(事前予約をした方がよさそうなので、Google Mapにある電話番号に連絡してみてください)

【予算】
アクティビティ代:20$(コーヒーの試飲含む)

17:00 手を使って食べる?!ウガリとヤギ肉のバーベーキューを堪能

夜ご飯には、タンザニア名物ウガリと、ヤギのバーベキューをいただきます。

ウガリとは、とうもろこしやキャッサバの粉を水で練ったもの。固めのペースト状になったところを手で丸めて食べる、アフリカで広く食べられている主食です。

街のはずれにあるレストラン「Andrew's」は、お店の雰囲気もよく、柔らかくて美味しいヤギ肉が食べられるおすすめのお店。値段もリーズナブルなのでお財布にも優しいです。

付け合わせにウガリを注文し、ヤギ肉と一緒に食べると、アフリカ気分はMAXです!!

サイドディッシュには焼きバナナもおすすめ。日本人には馴染みのない「甘くないバナナ」、ぜひ味見してみてください!

19:00 大型スーパーでばら撒き用のお土産をゲット

食後はスーパーでお買い物。

「Shoppers」はタンザニア国内でよく見かける(と言っても大きい街にしかありませんが)外国人向けの大型スーパー。品揃えがいいので、私も普段からよく利用しています。

ここでゲットしたいのが、ばら撒き用のお土産。

タンザニアのお土産としておすすめなのは、カシューナッツ、ドライフルーツ(マンゴーやパイナップルなど)、キリマンジャロコーヒーなど。

様々な種類、サイズの商品が展開されているので、お好みのものを探してみてください。

また、スーパーの左側はレストラン街になっているので、ここでご飯を食べてもいいですね。

食後のデザートにおすすめなのが、レストラン街の一番奥にある「Caffe Gelato」。色々なフレーバーがありますが、どれも美味しいです。

お腹に余裕がある人は、ぜひ立ち寄ってみてください。

【2日目】ちょっとおしゃれなアルーシャを楽しむ

9:00 美術館でアフリカンアートに触れる

アルーシャ観光2日目!ローカルな雰囲気を満喫した1日目とはうってかわって、アルーシャの「ちょっとおしゃれ」な一面を楽しんでいきます。

サファリの中継地として多くの観光客が立ち寄るアルーシャ、実は外国人向けのおしゃれなスポットも多いんですよね。

まず行くのは、アフリカンアートの美術館「Cultural Heritage」。建物の外観も目を惹きます。

入館無料の施設ですが、見応えは十分。広い館内には螺旋階段沿いにアート作品がずらりと並んでおり、入り口からの景色は圧巻です。

隣にはお土産ショップも併設されていて、センスが良くて品質の高い品物がたくさん揃っています。

外国人向けのショップということもあり、商品はすべて値段がドル表記で、1日目に行ったマサイマーケットよりは全体的にかなりお高めですが、眺めるだけでも楽しいです!!

10:30 おしゃれな工房で障害者の方の手仕事を見学

アフリカンアートに触れた後は、聴覚などに障害を抱える職人さん達が働く工房「Shanga Gift & Workshop」へ。

工房は、織物・ビーズ細工・ガラス工芸などの様々なセクションに分かれており、実際に職人さんたちが働いている様子を見学することができます。

スタッフさんがスワヒリ語手話を教えてくれるので、職人さんと手話でコミュニケーションをとるのも楽しい!

好きな柄のアフリカ布とビーズを選んでネックレスを作ることも可能。

存在感抜群のネックレスは、シンプルな日本のお洋服とも好相性。
これをつけて街歩きすれば、テンションが上がること間違いなしです!!

【予算】
入館料:無料
ネックレス製作:20$

12:00 おしゃれカフェでランチ

2日目は、1日目のローカルレストランとは雰囲気がまったく異なる、おしゃれなカフェでランチをいただきます。

「Tribal Cafe」はCultural Heritageのすぐそばにあり、外観も内装もすごく素敵。

私は店内席を利用しましたが、テラス席の方が雰囲気が良かったです。

ハンバーガーやココナツカレーなどのランチメニューに加えて、スムージーやミルクシェイクなどのカフェメニューも充実しています。

また、Cultural Heritageの近くには「AIM Mall」という大きめのショッピングモールがあり、この中にもレストランがたくさん入っています。

 ランチをここで食べてもいいですし、ここのスーパーはshoppersと少し品揃えが違うので、ランチ後にお買い物に立ち寄ってもいいかもしれません。

さいごに

2日間のアルーシャ観光モデルルート、いかがだったでしょうか。

1日目は朝から観光がスタートでき、2日目の夕方の飛行機で移動という想定で組んだスケジュールになっているので、ご参考にされる際はご自身の滞在期間に合わせて調整してくださいね。

また、市内の移動はすべて配車アプリ「Bolt」で完結できます。少人数ならバジャジ(トゥクトゥクみたいな三輪タクシー)を選択してもいいですが、コーヒー農園など山奥に行く場合は、道が悪いため車を選択した方がいいと思います。

 サファリのついででもいいので、ぜひアルーシャの街も遊びに来てくださいね。

以下の記事では、アルーシャに限らずタンザニアの様々な観光スポットについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

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