インドのアシュラムについて①ヨガニケタン
ヨガの聖地といえば、インドの北に位置する「リシケシ」
首都デリーから280km(バス、鉄道、飛行機があるが、寝台列車がお勧め)
かつてビートルズがヨガ修行をしたことでも有名な場所
世界中からヨギーニが集まるヨガ修行スポット(練習、インストラクター資格取得)
ガンジス川の上流沿いにあり、景色もきれいでインドから想像するような騒がしい感じはなく、ヨガをしなくともカフェ巡りしながらゆっくり過ごすことができる
ただそこら中にヨガの学校があり、1つの学校でヨガのイントラ資格を取るのもありだし、色々な学校のドロップインクラス(1回のみ)に参加して沢山の先生のヨガを経験するのも楽しい
はじめてリシケシを訪れて、完全に惚れ込み、
4か月後にすぐ再訪した。それくらいヨガ好きにはたまならい町
ヨガはもちろん、町中がベジタリアン
どのレストランでも菜食が基本で、リーズナブルなのにめちゃくちゃおいしい
インド全体でも、リシケシュの中にも多くのアシュラムがあり、そのうち今回は日本人にも大人気の「ヨガニケタン」についての経験談を書いてみる
そもそもアシュラムとは「ヨガの道場」のような場所
ヨガのアーサナクラス(ポーズ)だけでなく、瞑想法、呼吸法、食べ物、生活の指針などヨガの全ての含んだ生活を体験できる場所
1日のスケジュールも決まっており、基本的にそれに合わせて生活する
こちらがヨガニケタンの入り口
すぐ下は車や牛が行きかう道路で騒がしいが、ここは少し高台にあるので
かなり静かでインドとは思えない雰囲気が広がっている
アシュラムは予約をしなくても泊まれる場所もあるが、
ここは事前に予約をしておいたほうが良い
HPはこちら:Welcome To Yoga Niketan Ashram, (Estd: 1964)
ついてから受付でお金を払って、アシュラムのスケジュールやルールの説明を受け施設案内をしてもらう
アシュラムの1日のスケジュールはこちら
5:00に鐘が鳴り響き起床
そのまま眠い目を擦って、ヨガホールへ行き瞑想
6:30~8:00アーサナクラス(ハタヨガ)
8:15~8:45 朝食
10:00~11:00 レクチャー①(ヨガ哲学など)10:00~11:45 図書館利用可)
12:00~12:45 昼食
12:45~13:15 呼吸法・瞑想
13:20~15:00 図書館利用可 ※WIFIはこの時間のみ
15:15~16:00 レクチャー②(ヨガ哲学など)
16:00~16:25 ティータイム
16:30~17:45 アーサナ(ハタヨガ)
18:15~19:15 瞑想
19:30~20:00 夕食
毎週月曜と金曜の夕食後は、みんなでマントラ唱えたりする時間があり
毎週火曜、木曜、土曜の夕食後は、キャンドル瞑想がある
日曜日は休日で、クラスはないが3食提供はある
基本的に全クラス強制参加ではなく、部屋でゆっくり過ごしたり、外出も可能だが、一応アーサナクラス朝か夕方どちらかは出ましょうとか決まりはある
ただ出欠とっているわけでもないので、それぞれ自分のペースで生活可能
ここからはアシュラムの施設紹介!
アシュラムの宿泊施設は、ドミトリーのような部屋はなく全て個室!
(ファミリーやカップル向けの部屋もある)
男女で建物自体が分かれている感じ
とにかく猿がたくさんいて、結構凶暴で怖い(笑)
壁は薄いので、隣の人や廊下の物音や声は結構響く
いたってシンプルな内装で必要最低限の物はある
アメニティは皆無なので持参する
冬に滞在したので、夜はかなり冷え込んだ。
事前に行く時期の気温を調べて部屋の種類を決めたり、持ち物も考えた方が良い。部屋は冷房付きもあるが少しお高め。
滞在中、お湯が出た覚えはなかった。さすがに寒すぎるので、
確か滞在した1週間ちょっと身体洗わなかった(気になる人は要注意)
アーサナクラス、瞑想、レクチャーなど全てのクラスはここで実施された
何もない時はフリーなので、個人的にアーサナの練習で使っていた
下が絨毯になっている。ヨガマットは持参したが、レンタルもある(無料)
清潔感が気になる人は、マーケットで購入可(値段はピンキリ)
アーサナクラスは、ハタヨガで簡単なポーズばかりなのと
オプションも教えてくれるのでヨガ初心者でも問題なく参加できる!
むしろガッツリ練習したい人には物足りないかもしれない…
実際、自分も物足りなくて午後のクラスはアシュラムを抜け出して別のクラスに参加していた(笑)
こちらが図書館で決められた時間のみオープンしている
Wi-Fiもここにあるが、1日に2時間弱しか使えない
個人的に良いデジタルデトックスになった
ヨガに関する本が沢山ある。日本語の本も結構あるのでお勧め
こちらはダイニングホール
朝食、昼食、ティータイム、夕食は全てこちらで頂く
前に食べ物が用意され、お祈りをしてから、お皿を持ちよそってもらう
食事中は一切私語厳禁でみんな黙々と食べる
アシュラムでは完全ベジタリアン食
肉、魚、卵などは一切出ない
えー。と思うが、想像を遥かに超える程おいしい
消化も良くなり身体もかなり軽くなる
味付けも辛くなく素朴なので日本人にはぴったりだろう
おかわりも自由なので、大食いの人でも満足できる
朝ごはんは一回も食べなかったので写真はないが、フルーツ、チャイ、お粥みたいなのが出ていたらしい。
昼ごはんと夜ご飯の写真はこちら
ライスとチャパティ、おかずとスープ系と
見た目は全部似たり寄ったりだが、全く飽きない
アシュラムの食事はいつまでも恋しい
使った食器は裏の流しで自分で洗う!
自分が訪れた時は年末年始のタイミングだった
2022年12月31日アシュラムでの年越しを経験した
普段、施設内は静かにしないといけないのだが
この日はスピーカー爆音にして、永遠とひたすら踊りまくっていた!
こういう時に恥ずかしがって遠慮してしまうのは毎度のこと(笑)
まもなくするとみんな円になって座り
マントラ唱えたり、弾き語りみたいにゆったりムードになった
そして年越し直前はみんなでカウントダウンして、みんなでおめでとうって握手したりハグしたり🫂
なんて平和なんだ
そしてそれぞれ部屋に戻っていく
そして翌朝の元旦にガンジス川へ入水してみた!
ここはガンジス川の上流の方なので
見ての通り全然汚くない(よく見ると汚いけど)
一応沐浴はやり方があるらしく先に入ってたインド人たちに声かけて
一緒に沐浴してもらった!
なぜかケノビもさせられた(これ絶対違う笑)
次はもっと汚いところで沐浴しよう
また別のアシュラム(シヴァナンダアシュラム)での体験記も載せるので
お楽しみに~
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