今期バンドの意味と目標 その1

僕は今期(8月からの1年間)リードギターとして4ピースバンドを一つ、ベースとして3ピースバンドを一つと計二つのバンドをかけ持つことになった。どちらのバンドも僕の考えを素直に話せ、バンドのクオリティを上げることだけに専念できるとてもいいメンバーに巡り会えだと思う。

この軽音楽部でこのメンバーで何がしたいのかを考えた。

まずは僕がリードギターとしてやっていく4ピースバンドの方から。このバンドを組んだ理由としては、一つに自分のギターの技術向上、二つにボーカルY君の覚醒がある。

一つ目に関しては言葉の通り。どうして上手くなりたいかという話もあるがそれは一旦置いておく。

二つ目のY君の覚醒についてだが、彼は歌もギターも上手いのに前バンドの編成の都合上、選曲の不自由さ、技術的な不自由さを抱えているように見えた。同時にもっと評価されるべきという思い、この不自由さから解放された彼はとんでも無く化けるのではという興味、そのような思いからリードギターをやらせて欲しいと願い出た。一年後Y君を最強に仕上げて、部員の誰もが軽音楽部4ピースの実力派バンドとして認めるようなバンドにしたい考えている。

次に3ピースバンドの方である。僕個人の目標(野望)は、今の軽音学部への問題提起と言ってしまえば綺麗に聞こえるが、どちらかというと破壊衝動に近いものがある。

この1年間この部活を見てきて、部内で演奏が上手い人の曲をみんなで好きになり、みんなでその好きな人の好きなバンドのライブに行って、挙げ句の果てにはその先輩と同じような曲をライブでやってチヤホヤされて勘違いをする奴もいた。
音楽の楽しみ方は自由だと弁えているつもりだが、部内の人気者の好きな曲が部内で流行っていくのを見るのが気に食わない。
だから軽音部のマイノリティを乗っ取って、お前ら結局ギャグセン良くて楽器上手い奴のけつ追っかけて、自分の芯もなく音楽聴いてんだろって最後バカにする。

マイノリティを乗っ取るとは具体的に何をするのか。
軽音楽部内で1番いいライブをするればマイノリティを乗っ取れるという前提とする。
1年後部内で1番いいライブをするバンドを作るための中間目標がいくつかある。

1.ボーカルS君の地元でリベンジ
前バンドでボーカルS君の地元のライブハウスでライブをしたのだが、大コケをして彼に恥をかかせてしまった。そのリベンジをする。

2.外のライブで目標出演本数を達成する
S君の地元に僕らより数倍もうまい高校3年生のバンドがいた。彼女らはこの3年間で300本近いライブ本数をこなしたようだった。素直に経験がパフォーマンスや技術に現れることを感じた。僕らも部外でもライブをしてとにかく経験を積もうと思う。部内のライブだけでは一年で考えた時にあまりにも少なすぎる。

3.大エバに出る
部外の人間から見た自分たちのバンドの評価がわかる機会であり、良くも悪くも部内のバンドの順位が明確になる。そこで結果を残すことは軽音部に牙を向くようなことを掲げている僕にとっては、それまで自分がやってきたことの証明となる。

1年後結果がどうなっているかはわからないが、いい1年にする自信はある。

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