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Contraband Police #13 裏切り者の隠れ家

さて、前世の終わりであまりにも落ち込んでしまったので

今世では政府側で行くぜ!




ストーリーイベントは同じなので…
まずは分岐点である
「ブラッドフィストと仲の良いことでおなじみの
 ガヴリロフ軍曹の隠れ家に行く」

でございます。

かすかに隠れ家に入っていく青制服の軍曹が見えますな。

熱弁をふるってらっしゃいます。

…この人…この時点では初対面なんだよね…
初対面の俺に…武器を構えてる俺に…
ホントに…真摯に自分の理想と信念を語ってるんだよな…

しかし…そういう話術で…熱量で…
何も知らない新参者を取り込むのも手ではある…

悪いな…逮捕だ!



ああ…やっぱ俺、ガヴリロフの言葉に揺れてはいるんだな…

だってさ…国境検問所に居る同志たち…

刑事だったのに政治家の酒気帯び運転事故のもみ消し断ったら
降格させられて国の端っこに異動って…
「君は世渡りが下手だねえ~」とか言われただろう
彼の口惜しさと消沈がもう普段の様子からもわかるのよ!
真面目さも!
両親が「あいつら国の悪口言ってましたぜ」とか言って
隣の家のやつに売られて逮捕されたって…
当時6歳のノビクには訳が分からなかったかもしれない…
警官になったのは伯父への感謝もあっただろうが
両親への想いや国への思いもあっただろう…
経営者として才覚を発揮したのに
「お金はみんなの物」で没収されて無職になったって…
国境警備の整備士になれてよかったね。じゃないのよ!
国が違ったら大企業を作ってた人かもしれないのに…
1番の財産は才覚なのに…!
この住宅抽選ってさ…
ここに俺が配属された日に配られてた新聞。
大見出しの多分俺の前任者の逮捕記事の右にこっそりあるこれでしょ?

モスコビッチが当選したのは6年前だけど
それが欠陥住宅で倒壊して家族全員を失うって…
あんまりだろ!!!!!
ああ…彼の経歴はもう…他人事じゃないんだよな…
俺も強制的に国境警備の仕事に就かされて
反乱軍に殺されかけたわけだし…
国の事業で転居させられるのはともかく
行先もテキトーに決められて…
元の土地も買取されたわけじゃなかったんだろうな…

みんな国に苦汁を味わわさせられてきた人ばかりなのよ…
そりゃ俺もガヴリロフの言葉を心の中で反芻するよ…


そして…
いや…彼は裏切り者だけどさ…
ケルナグールはどうかとは思うんだが…

この反乱のせいで多くの同志の命が失われていることも確かだ…
政府への忠誠心とか以上に
みんな思うところを抱えて生きてるのだろう…

俺は今のところ、軍曹を拷問する気はないから傍観しているが
警察署の人たちの気持ちも分からなくはない…

これで俺は「政府側」で進むことになる。

どうやらメインストーリーイベントでもらえる金額は
どちら側でも同じようだ。

政府側に立ったタイムリーパーな俺…

前世で体験した数々の出来事がどう変わっていくのか…
見せてもらおうじゃないか…


Contraband Police





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sae
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