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徒然なる年末節
いよいよ年末らしくなってきた。
時間はあるだろうから、年内にこれをやろう、これを観よう、これを読もうなどとたくさん思っていたけれど、全然終わりそうにない。笑う。時間がありそうで、ない。
書きたいことも、いっぱいあるのだけれど、かっこいい言い方をすると「筆が乗らない」、率直な言い方をすると「気分が乗らない」時は、それは書かずに全然別のことに切り替えてしまうから、「書きたいこと」はずっと残ったまま。これは、来年に持ち越しかな。もしかしたら再来年まで持ち込んでいたりして、と思ったりもする。
ふんわりそんなことを考えていると、なんだか人生のようだなと思った。
ほら、こうしてまた大きなことを考えてしまう。詩人にでもなったつもりだろうか。
時間があるだろうから、と思えば、時間はいつの間になくなっていき、やろうと思うこと、やりたいと思うことは、泉から湧き出るように、とめどない。
書きたいことも、テーマも内容も、どんどんと膨らんでいく。少しずつでも書き続けよう、と思い、気づけばこうして、何年も書いていくのかもしれない。
そんなことを考えながらも、「思ったように時間が取れない」と嘆いたり、目の前に用意してあるものよりもっと興味深いものが突然飛び込んできたり、天気が悪いからとかなんだとかで気分が乗らなくて「やーめた」と思ったり、突然に昼寝をしてみたり、眠れなくなった夜中にアイスを食べる。なんだかそういうのも、人生っぽいなとか、思ったりする。
そんな風に流れてゆく自分の気持ちと、時間と、出来事を見つめながら、ふんわりと考え事に耽るのも、年末年始の味わい方なのかしら。
そんなことを思いながら、私はいま、読み途中のエッセイ本をすっ飛ばして、韓国文学の本を読んでいます。
Sae
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