終わる夏
8月も終わる。
盆も過ぎれば、また次の盆まで過ごすということですね。
暑さは変わらずだが、吹く風は変わりつつある。
少しずつ夏の熱が薄らいできている。
シャツが半袖から長袖に変わり、そのうちにジャケットが必要になってくる。
考えるだけで寂しい。
迎える季節を考えるばかりというのはどうなのか。
楽しんだ夏の思い出を少し。(と言っても海!花火!みたいなのはないから。)
先々週だが、珍しく映画を観に行った。
シネマヴェーラ渋谷にて、安部公房の生誕百年記念の映画上映。普段観ることが出来ない作品ばかりなので、是非ともと思い現地へ行った。
平日の昼間は仕事で行けず、日曜と平日夜の回で観た。
二日に分けて短編を含む4作品を鑑賞。中でも「燃えつきた地図」はどうしても観てみたかった。
好きな小説の一つだし、この機会を逃すと次はないと思った。
これまで勝新太郎はインタビュー映像くらいしか見たことがなかった気がする。初めて俳優の勝新太郎を見たかもしれない。
この小説でイメージしていた主人公のキャラとは少し違ったが、なんとも言えない魅力があった。
比べることもないのだが、昔の俳優は味がある。
勝新と渥美清のやり取りはいつまでも見ていられた。
とにかく、観ることができてよかった。
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