*大雑把レシピ* トルコの壺煮込みケバブ
母の無茶振り(余談)
昨年、私の両親がトルコへ行った。
私はいつも、撮ってきた写真のデータ整理と印刷を託される。
それは別に構わないのだが、その時は追加で無茶なお願いが同時に舞い込んできた。
「壺に玉ねぎとかニンジンとか牛肉が入ってて、壺ごと窯に入れて焼いて、壺を叩き割って食べるなんとかケバブっていう料理があったんだけどね。美味しかったから家で作って」
手掛かりは、母のうろ覚え過ぎる料理の説明と、ガラケー画質の写真だけ。
トマトベースの味で、何か独特なスパイス?の香りがしたらしい。
とんでもない無茶振りではあったが、私はそれらの情報を元に、日本語や英語で検索を試みた。
結果、「テスティケバブ」と名の付く、壺煮込みケバブのレシピに辿り着いた。
そして英語で書かれたレシピを解読すると、自宅でも再現可能なことが判明した。
何度も作って改良を重ねた結果、今回紹介するレシピに今のところ落ち着いている。
テスティケバブのレシピ(本題)
【材料(4〜5人前)】
☆は最低限必要なもの。他は足したり引いたりお好みでOK
☆牛肉(豚肉でも可) 500g
☆にんにく 一片
☆ニンジン 一本
☆玉ねぎ 一個
黄パプリカ 一個
☆濃縮トマトペースト 100g
☆水 300cc
コンソメキューブ 一個
☆ローズマリー 5cm程(葉っぱだけ使う)
☆クミンシード
オールスパイス
【作り方】
1. 野菜、肉を全てダイスカットする。
圧力鍋で煮込んで何もかも柔らかくなるので大きめカットでも良い。
ニンニクはみじん切り。
基本的に玉ねぎ、ニンジン、パプリカがあればOKだが、私は気分でズッキーニを入れたりじゃがいもを入れたりしている。じゃがいもは割と好評。煮崩れしにくいメークインなんかを使うと良いかも。
肉は、ステーキ用のアメリカ産牛肉が安い時に買って冷凍しておくことが多い。3割引とかで買えると嬉しい。
豚バラブロックや豚肩ブロックでも美味しく仕上がる。
2. 圧力鍋に全ての材料を入れる
何も考えなくていい。全部入れる。
塩とブラックペッパーを追加でちょっと振っておくと良いかもしれない。
もし余力があったら、肉だけ先に焼いて焼き色を付けておくのも良い。面倒な時はそのまま入れちゃうけど。
3. 蓋して蒸気が出たら8分加圧
4. 自然冷却して蓋のロックが外れたらもう出来てる
うわー、圧力鍋って便利!
野菜もお肉も驚きの柔らかさ。
ローズマリーの香りがトルコを思わせる。(私はトルコ行ってないけど)
塩、ブラックペッパーで味を整えて、はい完成。
カレーみたいにしてご飯にかけて食べるのがトルコスタイル。
もうすぐ3歳になる息子も夢中で食べておかわりしてくれたので私は大満足である。
こんな感じで異国の料理もガンガン挑戦していくスタイルの我が家は、レパートリーが不思議な方向性で増えていっている。