チクチクとふわふわ
「ちょっとうるさくしないで」
「違うでしょ」
と私が言うと、息子はそのまん丸な瞳を一瞬で潤ませて、「それはチクチク言葉だよ!そんな言葉言われても嬉しくない!」と怒る。
保育園の帰りに、こんなことを言ったこともある。
「Rくんが“かっこよくない”って言ってたけど、それってチクチク言葉だよねぇ?」
なるほど、相手を傷付けるような言葉は「チクチク言葉」と表現するのか。分かりやすくて抑止になる。保育園ってすごいなぁ。
逆に優しい言葉は「ふわふわ言葉」と言うらしい。これまた可愛い表現である。
「可愛いねぇ」「赤い服が似合うね」と息子を褒めると、「ママ、今のはふわふわ言葉だね。そういうのはすごく良いよ」と満足気に息子が言う。
親バカ/孫バカな家族からふわふわ言葉を毎日浴びている息子も、お友達にふわふわ言葉を使ってあげられる子に育ってほしい。
今のところ家族に対しては、「ママ黒が似合ってるよ」「ババも緑が似合うね」「パパのことこれくらい大好き」といったふわふわ言葉をよく投げてくれる。可愛すぎて困る。
一方、チクチクの基準はまだ不明確で、「ご飯こぼしてるよ」「もう寝る時間だから粘土片づけるよ」程度のちょっとした指摘だけでも、「ママ!チクチク言葉使わないで!!」と怒られる。
自分に都合の悪い話=チクチク言葉、という解釈が続くと面倒だしわがままが加速するだけなので、現在修正を試みている。
が、今のところ前途多難としか言いようがない。
特にオチもない話なので、「子どもに限らず、私達大人もチクチク言葉を使わないように気を付けましょう」、みたいなそれっぽいことを言って締めくくろうと思う。
あとDisney+のリンク張っておくから無料体験登録してマイティ・ソーを見てくれ頼む。
アベンジャーズはいいぞ
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