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#006 - エンバグ対話 / ナラティブ科学

#006 - エンバグ対話/ナラティブ科学」より


冒頭雑談

なっち「最近ちょっとした悩みがありまして、この番組の配信頻度が安定しないっていうね」
うさみ「フレキシブルで、ウチの働き方に近い 体現してるよね」
さだむ「週報とかも決まってないもんね 曜日とか時間とかね」(0:45~)

なんなら初期は日報だったのが、週報になりました
メンバーがいつもバラバラに動いていることの多いanno labで、週報は他の人がどんなことをやってるのかを見聞きできる貴重なタイミングになってます

さだむ「あの、切り抜きはいい感じだよね」(1:57~)

#004から 、河野くんに編集してもらっている切り抜き動画、とてもいい感じです
イラストは毎回のタイトルイラストと同様、うさみくんが描いてます
なんならこの時点で僕(さだむ)は、切り抜き動画以外見てません・・・笑
もう、毎回ここにもショート動画は貼っていっても良いぐらいだな
そのくらい切り抜きのクオリティ高くて、毎回楽しませてもらっています

うさみ「TikTokってダンスしなくていいの?」
なっち「僕らのブレスト、ダンスみたいなもんなんで」
さだむ「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった、みたいなね・・・笑」(3:06~)

僕のセリフは、週刊少年マガジンで連載されていた往年の伝説的な不良漫画『疾風伝説 特攻の拓(かぜでんせつ ぶっこみのたく)』からの引用ですね

なっち「これ本当にブレストなのか、ていう疑問はちょっとあって この番組でやっていることは」(3:32~)

この辺りから、次のお題への話題に移行していっていますね
anno labのブレストってほんと、雑談との境界線が曖昧なんですよね〜!
もちろん、会議みたいにちゃんと時間を区切って、この時間内でアイデア出そう!という形でやることも多いんですが、お昼ご飯を皆で一緒に食べている間とか、メンバーで飲みに行ったときとか、ちょっとフラッとラボ内で誰かの机の近くに寄っていった時に立ち話してたらその場で始まっちゃう、とか、そういう形でのブレストも多くて、そういうブレストも大好きです

うさみ「あんまり人の意見聞いてないように聞こえてる」(4:41~)

僕とかも完全に聞いてませんねー!
ブレストってそういうものなのかな?
まあ確かに、そもそもが発散させていくことがブレストの役割で、収束させるのは別のプロセスに任せちゃってるのが、ブレストの一番の肝だと思うので、人の話聞くよりはとにかくアイデア出した方が良いのかもしれませんよね

さだむ「いわゆるブレストとちょっと違った質感を持ってることは多いよね」(6:08~)

そう、答えありきの会議ではなくて、遊びに近い感じがあるんですよね〜!雑談がが完全にそっちよりで、一般的なブレストがもう少し問題解決寄りだとすると、その中間を行く感じ

お題#0010【あのラボのこの雑談に名前をつける】(6:50~)

うさみ「現状は、宮本武蔵の、『師匠は山』みたいな」

宮本武蔵の創作は、それこそ古くは吉川英治の新聞小説から始まり、司馬遼太郎とか映画・演劇もありますが、うさみくんのこの発言は、直接的には井上漫画「バガボンド」からの引用ですね

バガボンド』は、井上雄彦による日本漫画作品。原作は吉川英治の小説『宮本武蔵』。

モーニング』(講談社)にて1998年から連載されているが、2015年2月の掲載を最後に休載が続いている。2000年に第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第24回講談社漫画賞一般部門を受賞。2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。2020年12月時点で単行本の累計発行部数は8200万部を記録している[1]

剣豪宮本武蔵を主人公とし、戦国末期から江戸時代の転換期、剣の時代の終わりがけを舞台にその青春期を描く。巨大な歴史の転換点で出世の夢が破れた武蔵が剣士として自己を確立しようともがく様、また巌流島で武蔵と決闘したことで有名な佐々木小次郎を筆頭とする武蔵と関わる複数の武芸者が描かれている。

吉川の小説が原作だが、武蔵の実姉が描かれていなかったり、佐々木小次郎ろう者であったりと、キャラクターや物語には井上独自のアレンジが大きく加えられている。題名の「バガボンド(vagabond)」とは、英語とフランス語で“放浪者”、“漂泊者”という意味である。

Wikipedia「バガボンド」より

吉岡道場に道場破りに入った武蔵が、師を問われて答えるあたり、第3巻の#025ですね

それはともかくとして、やっぱり元々anno labのメンバーでやってるブレストは、ブレストという形式で会議をやってみよう、ということで始めたものではなくて、ブレストという言葉を知る前から自然にやってたことを、「なんかブレストっていうものがあるらしい」と便利な言葉を発見して、そのまま自分たちがやってるクリエイティブで発散しがちな会話全般を「ブレスト」と呼んじゃってる、というようなところがあるので、うさみくんのいうように、完全に野良ですね〜

さだむ「インプロヴィゼーションが、だから、そういうのが強めというか」(9:42~)

インプロヴィゼーション、即興ですね
音楽やダンス、演劇などの舞台芸術でよく使われる言葉です

即興(そっきょう、: Improvisation)は、型にとらわれず自由に思うままに作り上げる、作り上げていく動きや演奏、またその手法のこと。インプロヴィゼーション/インプロヴァイゼーションアドリブともいう。ただしインプロヴァイゼーションとアドリブを厳密に区別する者もいる。一般には、音楽ダンス演劇の世界において使用される語。
形式による制約よりも、演奏時・演舞時の知覚を優先とする。 音楽ダンスなどにおける創造の源流でもあり、作品制作時においても深く関係する。

Wikipedia「即興」より

特に後半の、「知覚を優先する」というあたりにヒントがありそうな気がしますね〜!

うさみ「ノルシュテインのさ」
さだむ「ユーリ・ノルシュテイン?」(10:06~)

ユーリ・ボリソヴィチ・ノルシュテイン(Юрий Борисович Норштейн、ラテン文字表記の例:Yuriy Borisovich Norshteyn / Yuri B. Norstein、1941年9月15日 – )は、主にセルロイドに緻密に描き込まれた切り絵を用いる短編アニメーション映画などで知られる映像作家である。ソ連ロシア国籍東欧系ユダヤ人である。

妻のフランチェスカ・ヤールブソワはノルシュテイン作品の美術監督をつとめていた。

Wikipedia「ユーリ・ノルシュテイン」より

いわるゆコマ撮りのアニメーション作家として伝説的存在ですね〜!
まだ存命です

僕は特に、「霧の中のハリネズミ」や「話の話」なんかが好きです

うさみ「ちがった ヤン・シュヴァンクマイエルさんでした」
さだむ「ヤン・シュヴァンクマイエル どちらにせよアニメーション作家ですね」(10:13~)

ヤン・シュヴァンクマイエルJan Švankmajer、男性、 1934年9月4日 - )は、チェコスロバキアプラハ生まれのシュルレアリスト芸術家アニメーション作家映像作家映画監督。初期の表記にはシュワンクマイエルなども。
アニメーション作家・映画監督としての業績で著名だが、シュルレアリストとしてドローイングやテラコッタ、オブジェなどの分野でも精力的に活動している。また、妻のエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーも、アニメーションをはじめとした各種の表現活動で共同作業を行っていた。

Wikipedia「ヤン・シュヴァンクマイエル」より

こう見ると、この時代に社会主義国家の中で精力的に活動してた巨匠たちは、奥さんが一緒に創作活動している例が多いんですかね〜!
まあ、いつ摘発されるかも分からない弾圧化での創作活動となると、グループ最小単位の「夫婦」の力を合わせるのが大事になってくるんでしょうね

件の対話の可能性も本当に面白いアニメーション作品でオススメです

https://indielisboa.com/en/film/dimensions-of-dialogue/

著作権的にどうなのか分からないですが、是非とも観てもらいたい作品なので、YouTubeのリンクを貼っておきますね
怒られたら消します

あと対話の可能性は色んなバリエーションがあるので、他のパターンの作品も是非〜!

なっち「バグを直すことデバッグって言うじゃん 逆のバグを仕込むこと、多くは(意図に反して)仕込んでしまうこと エンバグっていう名前が付いてて」(11:32~)

いわゆるIT用語ですね
「やっちゃった」というように悪い意味で使われることが多いですが、敢えてバグを仕込む行為は純粋にエンバグと言える気もしますね〜

ちなみに和製英語なので注意しましょう

うさみ「さだむさんAI的で インプットがめちゃ多いから、それがもうなんか血肉になってて、自然にそれが組み合わさって、出てくるんですよ 最適解みたいなのを」
なっち「文脈になるべきトークンが少ない」
さだむ「なぜそれが出てきたのかは分からない、みたいな笑」(13:55~)

人間の脳を研究した末に応用された人工ニューラルネットワークを用いたAIに慣れた結果、自分(人間)がAIに似てるなー、という考えに至るって、本当に面白い現象ですよね・・・笑
人工ニューラルネットワークは、ある程度は正しく人間の思考をモデル化できている、ということなんでしょうね〜!

(人工知能の分野で)ニューラルネットワーク: neural network; NN、神経網)は、生物学習メカニズムを模倣した機械学習手法として広く知られているものであり[1]、「ニューロン」と呼ばれる計算ユニットをもち、生物の神経系のメカニズムを模倣しているものである[1]。人間の脳の神経網を模した数理モデル[2]。模倣対象となった生物のニューラルネットワーク(神経網)とはっきり区別する場合は、人工ニューラルネットワーク (: artificial neural network) と呼ばれる。

Wikipedia「ニューラルネットワーク」より

僕(さだむ)が大学生の学部生時代に研究していたAIの分野では、まだニューラルネットワークは生まれたてホヤホヤで当時きちんと処理できるほどのマシンパワーは無く、代わりにより小さなリソースで実現可能なベイズ推論とかを使ってました

なっちの言及しているトークンというのは、言語処理の分野ではテキストデータを分解して最小単位として扱えるようにしたものを指します
例えば単語に分解したり(単語トークン化)、単語をさらに1文字1文字に分解したり(文字トークン化)、その間のサブワードトークン化というのもあります
ChatGPTなんかはサブワードをトークンとして扱ってますね
英語なんかは単語の間にスペースが入るのでトークン化がかなり楽ですが、日本語だと形態素解析という一大ジャンルでその辺りが研究されています
僕の時代にはChaSen(茶筌)というツールが使われてましたが、その後にGoogle日本語入力の開発者の一人である工藤拓さんによってMeCab(和布蕪)というツールが出て、そちらの方が主流になりました

最後の僕の「なぜそれが出てきたのかは分からない」というのは割とニューラルネットワークの本質だなぁと思ってて、僕ら人間は自分がアウトプットしたものを、いちいち何によって学んだのか、その由来を自分自身でも把握できてないことが多い、というのがAIにも特徴として現れているのはとっても面白いですよね
近年では説明可能なAIというのを開発する向きがあり、それはとても価値があるなと思いますが、全てを説明可能にしてしまうと人間味はなくなるんだろうなとも思います
利便性のためにAIを使っても面白くはないので、僕自身はAIの勉強はどちらかというと人間の仕組み理解という意味でとても興味を持てている感じです

さだむ「そのときに岩谷くんが結構そこを、ちゃんと分かる言葉でズバーッと言ってくれるのが、すげぇなっていうか」
うさみ「なっちがちゃんとそれを、血肉を与えるみたいな ロジックと経路をちゃんと理解しようとしてくれるんですよ、なっちは」(14:44~)

そうそう、経路繋げられる人は、すごいなーと思います
説明不可能AIですから、僕は・・・笑😆

なっち「個性の違う者たちがそれぞれに好きに振る舞っていたらなんか上手いこといったみたいな」(15:03~)

この3人だけじゃなく、anno labはやっぱり皆の個性が、本人達の意図とはそこまで関係なくても、それぞれの欠けている部分をうまい具合に補い合って大きな力になってるなーというように思います
もちろん、サポートするのが上手な人、先頭で切り拓くのが得意な人、人それぞれですが、皆、自分の得意なことを思いっきりやってるだけで、やりたくないし不得意だけど仕方なく嫌々活動している訳ではない、というのは大切なんだろうなと思います

なっち「ズッコケ三人組とか」(15:14~)

僕の故郷、山口県防府市に住んでらっしゃった作家さん、那須正幹さんの代表作それいけズッコケ3人組シリーズですね
息子さんは小学校で同級生でした

小学生の頃に講演をしてくれて、そこで「ズッコケ三人組の最終回はこういう感じの最終回を考えている」というお話を聞かせてくれて、小学生の僕にとっては、ものすごいある種トラウマレベルのネタバレを喰らってしまったのも、今となっては良い思い出です・・・笑😆

元気だけど短気でおっちょこちょいなハチベエものんびり屋で優しいモーちゃんも好きだけど、やっぱり僕的には物知りハカセが一番大好きだったなぁ

なっち「忍たま乱太郎とか」(15:17~)

落第忍者乱太郎ですね
尼子騒兵衛さんの代表作で、新聞漫画が原作です
落第って響きがNGだったのか、アニメ化で忍たま乱太郎ってタイトルになっちゃいましたが、僕の家庭では小学生の頃にずっと朝日小学生新聞を取っていて、いつも楽しく漫画で読んでいたので、原作が大好きです

鼻垂れジンベヱやドケチのきり丸も大好きですが、やっぱり素直でお人好しの乱太郎が一番好きでしたね〜!
土井先生もカッコいいなーと思って見てたけど

新聞漫画だから、時事ネタとかも結構あったし、舞台の室町時代の風俗をしっかりと勉強されていてかなり細かく描写されているし、出てくる忍術も歴史資料に基づいて描かれてるみたいだし、しっかりとお勉強になるのも、素敵だなぁと思います

うさみくんものちに言ってたけれど、「パラコート連続毒殺事件」のときに、自動販売機の中に入ってた缶ジュースをきり丸が持ってきて、怒られる、みたいなシーンもありましたね

パラコート連続毒殺事件(パラコートれんぞくどくさつじけん)とは、1985年昭和60年)4月30日から11月24日の間に日本各地で連続発生した毒物混入・毒殺事件である。

何者かが除草剤パラコートなどを飲料に混入させ、少なくとも13人(男性12人、女性1人)を死亡させた。パラコート入り飲料は自動販売機の付近や商品受け取り口に置かれ、被害者はそれらを「取り忘れの商品を幸運にも見つけた」と判断し、飲んでしまったことで命を落とした[1]

Wikipedia「パラコート連続毒殺事件」より

なっち「あとちょっと人数多いけどフルハウスとか」(15:19~)

子供のミシェルは有名ですね〜!

フルハウス』(原題:Full House)は、アメリカで製作されたシチュエーション・コメディテレビドラマ)。ABCテレビで1987年から1995年にかけて全192話が放送された。制作はロリマー・テレビジョン[注 1]。妻を事故で亡くした男が、男友達に助けられながら子育てをしていく物語である。

Wilipedia「フルハウス (1987年のテレビドラマ)」より

僕も小学生の頃観てた気がします
フルハウスとその後のビバリーヒルズ高校白書は、1980〜1990年代初頭の雰囲気あって、良かったなぁ〜
もちろん、僕が一番好きなのはその後のテレビドラマ「ツインピークス」ですが

さだむ「アンパンマンもそうだよね」(15:22~)

アンパンマンは本当にキャラものの極みですね〜!
まあもう今の時代は説明不要感ありますが・・・

『アンパンマン』(ラテン文字表記:Anpanman[1][2][3])は、やなせたかしが描く一連の絵本シリーズ[4]、および、これを原作とする派生作品の総称[4]。また、それらの作品における主人公「アンパンマン」の名前である[4]。

パンの製造過程で餡パンに「生命の星」が入ることで誕生した正義のヒーローで、困っている人を助けるために自らの顔(あんパン)を差し出す[4]。あんパン(餡パン)だけにその頭の中には餡(つぶあん)が詰まっている。

その他、キャラクターは主に食べ物や動物を元にして描かれている。

Wikipedia「アンパンマン」より

粒あん派の僕にとっては、永遠のヒーローですね〜!
バイキンマンの方が好きだったけど・・・笑

樋口聖典くんがパーソナリティを務めてるコテンラジオの、やなせたかしの回を聞いて、アンパンマンもっと好きになりました

来年(2025年)には朝ドラにもなるみたいですね

うさみ「オーシャンズ11みたいな」(15:33~)

オーシャンズ11』(オーシャンズ・イレブン、原題: Ocean's Eleven)は、2001年アメリカ映画。主人公ダニー・オーシャン率いる11人の犯罪スペシャリスト集団が、ラスベガス三大カジノの金庫室にある1億6000万ドル以上の現金を狙うケイパー映画フランク・シナトラが主人公を務めた1960年の映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク作品。監督はスティーヴン・ソダーバーグ。主演はジョージ・クルーニーブラッド・ピットほかハリウッドを代表する豪華俳優が多数出演した。

Wikipedia「オーシャンズ11」より

豪華俳優勢で話題になりましたねー!
俳優とか全然知らない僕でも名前聞いたことある人達が勢揃いしてて、凄いなーと思ったの覚えてます

なっち「アベンジャーズセッションみたいな」
三人「笑」
うさみ「カッコ良すぎるね笑」
さだむ「イイ、イイ!笑」(15:37~)

実は僕(さだむ)自身は、アベンジャーズ含めてマーベル映画はほとんど観たこと無いんですが、一大ジャンルを築いてますよね

アベンジャーズ』(原題: Marvel's The Avengers)は、マーベル・コミック同名のスーパーヒーローチームをベースにした、2012年のアメリカのスーパーヒーロー映画である。マーベル・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給する、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の第6作である。ジョス・ウェドンが監督・脚本を務め、ロバート・ダウニー・ジュニアクリス・エヴァンスマーク・ラファロクリス・ヘムズワーストム・ヒドルストンサミュエル・L・ジャクソンらが出演する。

Wikipedia「アベンジャーズ (2012年の映画)」より

特にヒーローものが苦手という訳でもなく、WOWOWで放映されていた新スーパーマンとかも大好きで良く観ていました
いつかちゃんとマーベル作品も観ないとな〜!

さだむ「けどね ブレインストーミング(脳みそ嵐)じゃん、ブレストって それに対してこのラジオが脳みそビッグバンじゃん ブレインビッグバン的な」
うさみ「ストーミングではなくビッグバンだと」
さだむ「嵐じゃなくてビッグバン!笑」
なっち「なるほどね」(16:08~)

なんという綺麗なオチ・・・
全く考えてなかった、どころか、この「脳みそビッグバン」というタイトルは、実は僕らが学生のときにやっていた自主企画のイベント「九州好青年科学館」のスピンオフイベントのタイトルが由来なのですが、これが仕込みだとすると、なんと16年くらい越しのネタ回収になる、という中々壮大な仕掛けですね〜笑😆

うさみくんのイラストと、それまでの活動内容の写真を井原くんが映像にして、音楽はONE SWORDの古田伸彦(ノブ)くん、なぜか観たあとには一瞬しか映ってないはずの、僕が温泉旅行中に浴衣姿のまま亀甲縛りされて辱められている写真がバグのように頭を蝕んでくる、というウイルスのような映像だけがanno labのYouTubeに残っていますが、巨大なモビール作って芸工大7号館の教室に設置したのを覚えてます

お題#0011【混ぜて教えた方が楽しそうな勉強】(17:07~)

またお題をいただきました!ありがたや〜

いまや常連のとばりさんから!いつもありがとうございます

うさみ「チコちゃんでよくやる手法で、物理的なこととか科学的なことを説明するのに演劇を入れてくるんですよ」(23:21~)

チコちゃん、僕知らなかったですが、NHKの番組からですね

チコちゃんに叱られる![注釈 1]』(チコちゃんにしかられる、: Chico Will Scold You![1])は、2018年4月13日(レギュラー放送)からNHK総合テレビジョンで放送されているバラエティ番組

概要
好奇心旺盛でなんでも知っている5歳の女の子」という設定の着ぐるみの少女のチコちゃんが、ナインティナイン岡村隆史をはじめとする大人の解答者たちに対して素朴かつ、当たり前過ぎてかえって答えられないような疑問を投げ掛ける、クイズ形式のバラエティ番組。2017年3月以降の3回の単発放送を経て、2018年4月13日からレギュラー放送が開始された。

Wikipedia「チコちゃんに叱られる!」より

難しい概念を理解するのに演劇を利用する、というのは面白いですね〜!
模倣・模擬、いわゆるごっこ遊びは、カイヨワが提唱する4つの遊びの分類のうちの一つなので、言わば遊びを通して学習をするための王道的手法なのかもしれませんね

さだむ「主観で語るって一気に見え方変わるなっていうのは、いつも思っていて」
なっち「いいね」
さだむ「中山晃子さんっていうアーティストの方が、液体とか油を混ぜ合わせてドローイングをするみたいなライブをしてるんだよね」(23:48~)

中山晃子さんは、Alive Paintingという名前でご自身のパフォーマンスをされています

オーストリアはリンツにある、世界的なメディアアート施設である、Ars Electronica Centerでのパフォーマンスは、番組内で言及している主観的語り口でのストーリーテリングがあり、面白いです

また、福岡の中心に2023年に新しくできた、大名ガーデンシティのオフィスビルの1階に、anno labとのコラボレーション作品「moments」が置かれています

よ〜く見ると、時計なんです
でも、液体なのでゆっくりと数字と模様の境界を行き来していて、時計だとすぐには気付かない、というような作品になっています

なっち「ナラティブデザインだ」(24:29~)

ナラティブデザインは、近年では特にゲームの分野でよく言及されますね

物語デザイナーまたはナラティブデザイナー英語: narrative designer)は、現代のビデオゲーム開発上の役割の一つである。物語デザイナーの仕事の中心は、ゲームの物語要素をデザインし、開発プロセスの中でストーリーの質を維持することにある。この仕事は、ゲームの筋書きを書くシナリオライター (en:game writer) の仕事とは区別される。

学問としての物語論は、その誕生以来、もっぱら筋書きを書くことによって静的なモノとしての物語をデザインすること(物語デザイン)に注目してきた。しかし、インタラクティブなストーリーテリング (en:interactive storytelling) は、データ空間におけるユーザーの行動を介してストーリーを作り出す動的なプロセスである。この点で、インタラクティブなストーリーテリングにおける物語デザイナーの役割は、これまでの物語デザインとは違っている。

物語デザインのアイデアは、おそらく1997年にマディソンスマートベルによって本を書くという文脈で最初に使用されました。 彼の著書「ナラティブデザイン:構造への作家のガイド」は、デザイナーが行うのと同様の方法で、ストーリー作成への実用的で構造主義的なアプローチを説明しています。

Wikipedia「物語デザイナー」より

Wikipedia見てもピンと来ない気がするので捕捉すると、単純にストーリーを考えるのはシナリオライターの役割ですが、ナラティブデザイナーは、ストーリーがどう語られるのか、をデザインする役割を担っています

物理・科学の説明に演劇を用いたり、抽象映像のパフォーマンスに主観的ストーリーテリングを持ち込んだりするのはまさに、どう語られるかをデザインすることで新しい価値を生み出しているので、ナラティブデザインと言えますね

ノンフィクション作家とかドキュメンタリー作家、あるいはテレビとかでいうと構成作家なんかは、ナラティブデザインに近い役割と言えるんでしょうね

ちなみに、僕の前職である九州大学の松隈浩之先生が、ナラティブデザイン講座というのを開いています

さだむ「『なんで原子とか分子の組み合わせでしかないのに、意思を持つものが生まれるんですか』みたいな質問されてる、Quoraか何かで質問があって」(25:55~)

こちらですかね
ドリューベリーというアーティストがDNAのシミュレーション映像を作っていて、とても好きです

TEDのトークも存在しました

今回、中山晃子さんのTEDxも貼りましたが、TEDはアメリカのカンファレンスで、様々な分野の著名人に、「Ideas worth spreading(良いアイデアを広めよう)」を合言葉に開催しています

TED(テド、テッド、: Technology Entertainment Design)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市に本部があるLLCカナダバンクーバー(過去にはアメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチモントレー)で、毎年大規模な世界的講演会「TED Conference」(テッド・カンファレンス)を開催(主催)している非営利団体である。

カンファレンスは、1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになった。1984年からと、ハイテク系の話題の多いタイプのカンファレンスとしては比較的古くからある一つであり、変遷もあるが、基本的には学術エンターテインメントデザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なうというスタイルである

講演者には非常に著名な人物も多く、ジェームズ・ワトソン(DNAの二重螺旋構造の共同発見者、ノーベル生理学・医学賞受賞者)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領、政治家)、ジミー・ウェールズ(オンライン百科事典ウィキペディアの共同創設者)といった人物がプレゼンテーションを行なっているが、最重要事項はアイディアであり、一般的には無名な人物も数多く選ばれ、事前のコーチングを受けた上でプレゼンテーションしている。

カンファレンスに出席するためには、審査を受けた上で年会費10,000ドルを支払って、TEDの会員になる必要がある[2]

Wikipedia「TED (カンファレンス)」より

とにかく面白いプレゼンばかりなので、観てるだけで時間が溶けます・・・笑😆

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さだむ
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