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テレビ屋気取り #60 目だけは輝かせて


以前ここに書いたように、来春からは一応「テレビ屋”気取り”」ではなくなる予定です。

先日内定先の会社に訪問させていただき、各番組のデスクや収録スタジオを見学させてもらいました。

現在絶賛放送中のドラマ2本の制作デスクにも立ち寄り、すでに2話先の台本が出来上がって撮影が進んでいる様子を目の当たりにして、一視聴者として興奮してしまいました。これ以上話してはいけないと思うのでこの辺りで自粛しておきます。


ドラマの助監督さんたちが慌ただしくデスクで作業をしている様子をしばらく見ていて、正直かなり大変そうでしたが、目だけは輝いていて、なんかとても頼もしい先輩方だと見ていて思いました。


実際の現場を見ていても、働く先輩方のお話を聞いていても、かなり大変な世界だというのを改めて感じています。
「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマの中で「やりがい搾取」という言葉を知って以来、この言葉が好きというか時々染みるほどに実感することがあるのですが、どんな仕事よりも増してこの言葉が響くのがこの世界だと思っています。

それを実感しながらもこのキラーワードをドラマに放り込んでいた先輩方は、かなりクレイジーだと思います。



絶頂期にあるオールナイトニッポン


NHKで6日に放送された「100カメ」のオールナイトニッポン特集を見ました。

高校生の頃にラジオのおかげでエンタメへの熱を取り戻した私は、当初「オールナイトニッポンのディレクターになりたい」という目標があったため、今回のこの特集を当時の自分が見ていたら、きっと今頃は「テレビ屋気取り」ではなくて「ラジオ屋気取り」になっていただろうと思います。

ラジオの世界はテレビの世界と少し違っていて、少数精鋭のスタッフによって制作が行われており、オールナイトニッポンの各曜日の担当を見ていても、ディレクターは複数の番組をかけもつのが当たり前の世界です。

しかも、ANNは深夜の生放送なので、毎日昼夜逆転の生活を送っていると考えると、本当にすごいなと思います。

今回の「100カメ」で映っていたスタッフルームは、主に7階のミックスゾーンのフロア(?)だったかと思いますが、ほぼフリーアドレス(?)のデスクに各曜日のディレクターさんたちが集まって、談笑したりフライドチキンを食べたりしている様子は、とても楽しそうでした。

各曜日の番組ごとでカラーが違うという話でしたが、あのスタッフルームの様子が今のオールナイトニッポン全体の雰囲気と勢いを表しているのではないかと思いました。

生放送の本番中もスタッフルームでの雑談中も、目をキラキラ輝かせているANNのスタッフさんたちがうらやましいです。



信頼関係の中で


面接の中で「演者さんとの信頼関係の中で…」ということをよく言っていましたが、その原点は「めちゃイケ」であり、今もずっとそこに憧れを抱いているのは間違いなくANNの影響だと思います。

一緒に仕事をする演者さんに自分のことをイジられ、裏方なのに面白おかしく調理してもらえるのがうらやましくもあり、その番組の雰囲気やスタッフと演者の関係性として理想的だなと感じています。

じゃあどうしたらそうなるのか?

どんなに辛くて大変でも、自分がやりたいことや夢のために目をキラキラ輝かせていることではないかと思います。

人生経験の浅い若僧なので偉そうなことは言えませんが、例えば後輩が何かやってみようとしている時に、やろうとしていることに実力が伴っていなくて空回りしていても、なんか一生懸命な姿勢とその目を見ていたら、自然と応援したくなるということが、この大学生活の後半はよくありました。

この先、仕事が手につくまでは思うようにいかないことばかりだと思いますが、そういう時こそ踏ん張っていかに目を輝かせていられるか。

これが自分がうまくいく秘訣ではないかと思っています。
頑張ります。



本当に書きたいことを書きたい時に


卒論の提出締め切りが迫っていて、テレビを見ることができていないのはもちろん、「テレビ屋気取り」を書く時間すら捻出できていないのが実情です。

今後しばらくは、本当に感銘を受けて書きたいことを書きたい時に更新していこうと思っています。

目だけは輝かせて。



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2021.11.07  作成

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