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テレビ屋気取り #23「ドキュメント72時間」(2021.02.19)


今週1週間はとても慌ただしく過ぎ去りました。

就職活動を続けてきてようやく2回目の会社訪問。

WEB面接ばかりで交通費もかからずに済んでいましたが、本来ならばここまで受けてきた会社全てを一次面接から会社に出向いていたと思うと、今頃破産しているのではないかと感じる今日この頃です。


数週間前まではかなり追い詰められていて、自分の中でも焦りがありましたが、この1週間で面接から解き放たれ、同世代のいろいろな人に出会うことで、まだまだ焦らずに余裕を持って、自分がやりたいことを模索しながら頑張っていこうと思えました。

大学を卒業してすぐに働くことが全てではないと、それくらいの余裕があっても良いのではないかと思い始めました。


今回紹介するのは、自分のこの1週間を表しているような番組です。




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紹介する番組:「ドキュメント72時間」


NHK総合で金曜22時45分から放送されているドキュメンタリー番組。(再放送:土曜11時25分から)


ファミレス、空港、居酒屋…。毎回、ひとつの現場にカメラを据え、そこで起きる様々な人間模様を72時間にわたって定点観測するドキュメンタリー番組。偶然出会った人たちの話に耳を傾け、“今”という時代を切り取ります。   ー番組ホームページよりー


実は今週まで番組の存在を知りませんでした。
番組の長い歴史の中でもしかしたら見たことがあったのかもしれないけど、タイトルをしっかりと覚えているほどまでは、しっかりと見たことがなかったという感じです。

今週出会った人たちが「ドキュメント72時間」と口を揃えて言っているのを聞いて、これは見てみないとと思い、金曜日の放送をリアルタイムで見ました。



72時間という時間設定


72時間(3日間)観察し続けるというのは、作る側からしたらかなり大変ではないかと思いますが、いろいろな人に出会えるという意味ではちょうど良いくらいの時間設定なのかもしれません。


今週は過去のアンコール放送として、碁会所に集う人たちに密着した様子が放送されていました。

碁会所に来る人にはそれぞれの人生があって、仕事や生きてきた環境も違います。でもみんな同じ碁に夢中になっている。

仕草や表情、食べているものひとつをきっかけに、その人がどんな人なのかを知りたくなる。
視聴者も取材する側と同じ感覚で見ていられる番組だと思いました。

定点の俯瞰から、人物への寄りのワンショット、そして絶妙なタイミングでのナレーション。
すごく引き込まれる構造だと思います。


話は戻りますが、72時間という時間設定について。

まだ過去の放送を見比べたことはないので、詳しいことは分かりませんが、今回の碁会所の密着は、72時間という時間が1番しっくりとハマっていたのではないかと感じました。

金曜日の17時から開始して、土曜日と日曜日、そして新しい週の始まりである月曜日へと続く。

この碁会所は24時間営業ということもあり、元キックボクサーのおじさんのように3日間ずっと居続ける人、毎日ラーメンばかり食べているおじさん、朝方急に碁会所を掃除し始める常連のおじさんなど、同じ人が居続けても新しい一面が見えて、そこにその人のストーリーが映し出されている気がします。

その瞬間が何曜日の何時なのか、すごく気にしながら見てしまう回でした。



5年という時間


今回印象的だったのは、放送から5年後の今の碁会所を取材しに行った様子です。

プロ棋士になるのを諦めたけど、やっぱり囲碁が好きで毎日碁会所に来ていた当時25歳だった男性は、5年の歳月を経てパートナーと結婚し、5歳になるお子さんと一緒に碁会所にやってきていました。

また、放送当時常にカメラに映っていて、取材スタッフたちのことも気にかけていたおじさん。
5年の間にがんを患ってしまい、今回新たに取材をしに行ったのは退院してまもないタイミングだったようです。

もちろんこの両者に明暗があるわけではありませんが、72時間密着したその後もその人たちの人生は動いているというのを感じさせられる内容でした。




まとめ


いつかはドキュメンタリーを撮ってみたい。
まずは碁会所の向かいにある、自分の大好きな「ラーメン二郎歌舞伎町店」から、、


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《今週のおすすめコンテンツBEST3》


「相席食堂」

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「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」

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「あざとくて何が悪いの」

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2021.02.21 作成

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