#39「捨てられない、やめられない」
書きたいことが多すぎて、
でも書けないことが多すぎて、
ただ書かないことにはおさまらないことが多すぎて、
探りながら書き始めています。
書く代わりに、過去に自分が書いたものを読み返すようになりました。
どこまでもイタいやつです。
以前に、自分がこんなことを書いていました。
自分が憧れる人の座右の銘である「人生積み減らし」をそのまま拝借して就活に挑んでいたけど、その大切さは分かりながら、自分にはできないというお話です。
1人暮らしを始めて、もうすぐで1年。
すでに部屋に収まりきらないほどの“モノ“で溢れています。
これは昔から自覚していることですが、とにかく自分はモノを捨てることができません。父親もそうであるように単なる遺伝なのかもしれませんが、一つ一つのモノに思い入れがあって、それを思い返すと何も捨てられなくなってしまいます。
毎年特に年末の大掃除のタイミングや、進級などの節目には憂鬱になりながら、渋々自分のモノを減らしています。
捨てられないしやめられない
そんな「捨てられない」性格の自分を久しぶりに自覚していたら、あることに気づきました。
「やめられない」っていうのもあるな
自分は良くも悪くも「やめられない」ことが多いです。
一度熱中したことにはとことん打ち込むし、一度属した組織からは「やめよう」と思っても抜けられないことが多いです。
というか、「やめた」記憶がないです。
学生時代、やってみたいことが多すぎて、とにかく学業以外の時間にそれを詰め込みました。その最たる例がアルバイトで、最終的には4つくらい掛け持ちしていました。
コロナ禍だったこともあり、全てにしっかりと出勤できなかったですが、どうにか事情を説明したり、スケジュールをやりくりして、無理やり最後まで続けました。
単にやめ方がわからなかっただけかもしれませんが、やめずに続けました。
やめる勇気
なぜ今回こんなことを書こうと思ったのか。
それは、大好きなラジオ番組がまたひとつ、終了することが今週はじめに発表されたからです。
Creepy Nutsのオールナイトニッポン | ニッポン放送 | 2023/01/16/月 25:00-27:00
レギュラー化される前の特番時代から聴いてきたラジオなので、翌朝ネットニュースでその事実を知った時は、かなりショックでした。
その事実を受け入れるのが悲しくて、ずっと聴けずにいました。
今回これを書くにあたって、思い切って聴きました。
「このラジオのおかげで今の自分たちがある」
タレントが何かしらをやめる時に、この手の感謝を述べるのは当たり前ですが、彼らのその言葉だけは本当にそうとしか聞こえませんでした。
感極まって言葉に詰まる松永さんのことは一生忘れられません。
自分たちを作り上げてくれたラジオを、自分たちからやめるには相当な勇気が必要だったと思います。
こんな素人の自分がその思いを計り知れるわけがありませんが、決断に心の底から尊敬します。
番組終了を発表したあと、一緒にやってきた気の合うスタッフや、これまで拠り所にしてくれていたリスナーのことも考えてしまった、ということを語っていました。
ここにきて他人のこともしっかりと考えていたことにさらに尊敬せざるを得ないのですが、それでも最後は“自分たちのために”決断をした2人でした。
自己中でいこう
前節の最後の、”自分たちのために”というのは決して悪意を持って表現したわけではありません。
むしろ、ここに大切なことがあると気付かされました。
自分はなぜやめられないのか。
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