2020/04/19の放課後リディズバーズ
あるところにリディラバという社会問題に熱い会社が,コロナで大変な中リディズバというものを無料開催しておりまして,
それに毎日参加してこりゃすごいぞと言いふらしていたところ
リディズバーズというのは,せっかくリディズバっていう優良教材があるので,終わった後に振り返りつつ雑談を致すことにした3人組(そう,はるき,ちも)です.
毎日リディズバをまとめて,気になったところを雑談します.後輩の話をまとめる練習としても使わしてもらってます.では4月19日の要点整理から.
今日のテーマ:リディラバのビジネスモデル
リディラバのさいしょ
①事業に余白があるほうが面白いからいきなり社会課題全般に取り組み始めた
事業に常に展開性を持たせたかった
②社会課題の現場は参入障壁が高い、既存の企業が入ってきづらい
③リスク分散、各事業でお金の入り方が違うから複数事業ではじめた
無関心の3つの壁
人が社会問題に関心を持つまでには三つの壁がある.
人 →関心の壁→情報の壁→現場の壁→ 社会問題
これらの壁を越えるべく,以下の事業に取り組む.
To E 教育事業
きっかけ:
答えに最適化できるけど,問いを作れない東大生
つまらん答えばかり
→ 現場を知って,自らの原体験から意見できるように
目的:
①学校、教育現場で社会課題に触れる場を増やす
②詰込み学校教育を変える
→原体験から課題解決を行える子どもを増やしかった
中身:修学旅行,動画教材
To B 法人事業
中身:人材育成・事業開発の部署と仕事をする
企業としてコミットメント高く社会課題に向き合ってほしい
顧客:自分で課題設定のできる人材が欲しい企業
社内と家庭の行き来で、課題を知らない社会人
リディラバ側の思惑
①社会課題設定&解決できる人が増える
②企業の処理能力を社会課題に向けられる
③一緒に事業をできる
社会課題解決は成長産業になりうる:
日本は社会課題大国で、その手法を輸出することで、マネーを得られる
企業は問題解決能力は高い → 問いを立てる面をサポート
To G 国・自治体事業
中身:交流人口創出事業
①たくさんが人が来ると、自治体が疲弊する
→ 1人あたりが自治体にもたらすお金を増やす
②地方に発見されていない魅力がある
③地域には課題解決人材がいない
←東京に吸われて、疲弊して返ってくる
取り組み:
人間性の回復
無力感を回復するには地方で小さな課題解決を行うのが1つの手
行動の変容
構造がわかればヒトの行動も変わるのでは?
To Everyone カンファレンス事業(R-SIC)
①打倒ダボス会議 あらゆるセクターの人が交流する
②明るく、フェスっぽく社会課題解決をしたい
未来のリディラバ
社会課題を無くすことが目的なんですか?と聞かれるが違う.
課題は設定するもので,無限に生まれる.そして,その社会課題が人類発展のエンジンとなる.リディラバでは人類の発展のために,
課題設定→同意形成→資源投入
の各段階をサポートしていく.
リディラバのための社会ではなく社会のためのリディラバであるために,社員とともに理想を描きながら,実現に向けて改善を続けていく.
放課後の雑談
気になったポイント
①打倒ダボス会議 by ちも
社会問題が同情の対象になってほしくないってとこが印象的だったなあ.私は国際問題を考えるとき、遠すぎて知るだけで終わらない勉強会を開催してる.
はるき:どうやって?
ちも:勉強会では自分の意見を発信できる場所にしてる.
はるき:どうやったら知識が身につくと思うか?
そう:僕は自分の中に課題意識があって,常に得た知識が自分の中のどこにあるかを意識している.高校まではそういった意識がなく,抜けていることも多かった.
はるき:じゃあ課題意識がない人はどう身につけられるか?
そう:教育プログラムの中で成功体験を得られるようにする.プログラムを経て,実際に「前と比べてこういくところが変わったよね」と指摘し,気づかせるフィードバックまでカバーすることで,行動変容を促す=知識が身につくことができる.
はるき:大学入ってすぐ勉強するのも大事.やんないとすぐ忘れる.
そう:問いがないのに勉強させられるから身につかないよね.世界史とか,問いもなく教わるから憶えてない.もったいない時間だった.
はるき:そういえば小学生の時国語で最初に問いを立てさせられてて,それが今の自分の問いを立てる力に繋がってると思う.(授業の方法:物語を分割してそれぞれのパートの重要な部分をグループで話し合って決め,物語全体の流れを自分たちで組み立てる.)
あとゲームも役立った:信長の野望,デュエル,戦いを通して学ぶ感じ?
そう:デュエマはやったな〜.でもそれって男コミュニティじゃない?
ちも:バトル系はやってない笑
はるき:小中高の役割が何だったかで学ぶ姿勢が変わってくるよね.
そう:過去に規定された中での教育のあり方はパーソナライズドされるべきなんかな.
はるき:みんなが関係なく設定してくような授業が良い.
そう:安部さんが東大でやってた授業みたいなやつね.
→ 安部敏樹『いつかリーダーになる君たちへ』
②課題の設定 by はるき
課題の解決に取り組むときに(無意識に思いつく,身近な)手法に引っ張られると思うんだけど,どうすれば課題ありきで取り組めるんだろう.引っ張られないようにする方法はないのかな.
そう:そもそもみんな引っ張られる.それぞれの経歴の差が思い浮かぶ手法に現れるだろう.重要なのは,「自分が思い浮かんだ手法は常に過去から引っ張られてると気づくこと」だと思う.
はるき:なるほど.それでも課題ファーストで手法は後という考え方はなかなか難しい.
そう:そういえば,議論しててつまらんときは勝手に手法が決められてるときなんだよね.手法やアプローチが気づいたら決まってる時あるじゃん.まずテーマについて深ぼるべきやのにそれ飛ばして「じゃあ(これでいくとして)どう進めます?」的な感じで.
はるき:あ〜あるある.
そう:これ前もツイートしてた気がする笑.一対一なら伝えれば良いけど,五人が何も疑問持たずにそのまま進めてたらほんとどこから突っ込もうか頭抱えるんよね.
あと,僕らみたいな上回生がグループでディスカッションするときに,ファシリテーションの振り方として、反対意見が出易い問い方をするのが大事よな〜.
はるき:僕は自分の意見言わないようにして対策してます.笑
あ,あと,リディラバは構造化して伝えてるけど,僕が代表を務める団体ではあえて後輩と話すときに構造化して伝えない.断片的に伝えて自ら構成してもらうようにしてるんだけど.どっちがいいんだろう.
ちも:相手が紐づけられる状態にいるかどうかじゃないかな.
はるき:なるほど,確かに社会問題のように相手が関心を抱いていないような対象を断片的に伝えても,自分で構造化しようとは思わないよね.
あとがき
追いついたとこ,憶えてたとこの中で要点だけパッと書きました.ちなみにリディズバ後さらに2時間くらい喋ってました.笑 みんな意識高すぎるわ.
議事録ははるきが中心にとってくれました.ちもはこの振り返りでリディズバをまとめる訓練をしてる最年少.すごく話が広がるので,まとめるのも良い訓練になりますね.
間違っているところとかあるかもしれません.まとめ部分は参考程度に参照ください.そして,リディズバを観よう!!