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はじめてのバレンタイン・デー
私が初めてバレンタイン・チョコを貰ったのは中二の冬だった。
相手はチャットで知り合った他県の中二の女子だった。当時の日本はインターネットが家庭に流通し始めた頃で、遠くの地にいわゆる「メル友」が居るというのは僕の中では時代の最先端を行っているつもりだった。
彼女とは主に音楽や漫画の話で意気投合した。ハイ・スタンダードや寄生獣について語り合える異性を僕は彼女以外知らなかった。しばらくして手紙を送りプリクラを交換した。恋愛というのでもなく、サブカル仲間のような関係だった。
その彼女が僕の好きなロッテのクランキーチョコを送ってきてくれたのだ。しかも二つ。もちろん義理チョコという意味合いなのだが、僕は何だかいっぱしの男になった気がした。
私が言いたいのは、バレンタイン・チョコにはそれほどの力があるということだ。全国の婦女子の皆様にはぜひ周りの男達にどんな形でも良いからチョコを渡してあげて欲しい。noteのいいねみたいに。
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