縁側の前に庭がある。少し狭いが、工夫次第で面白くなる庭だ。庭の向こうの一段下がったところに壇が、そこからもう一段下がったところに車道が走っている。道路の向こうは竹林。庭には先代の家主が植えたであろう木々が茂っている。道路から見上げると名前のわからない腰丈ほどの木が数種類、壇の部分に生えていて、その上に縁側が見える。縁側から見て左手に大きな落葉樹、その下に紫陽花。真ん中はよく見ないとわからないほど小さな人参の葉っぱがちょこちょこ出ている。右側は常緑樹があり、そのすぐ横に門扉と、庭へ入るための小さな入り口がある。
縁側の足元には正方形の石板が長方形に並べられていて、その外側は土である。正体不明の細長い植物が何本も生えている。

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