【気になった新聞記事】「ゆるブラック」にご用心~残業や待遇を改善…若手なぜ辞める?
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の日本経済新聞で、「「ゆるブラック」にご用心~残業や待遇を改善…若手なぜ辞める?」という記事を読みました。
新卒で入社した人気企業を去った20代に転職の本音を聞いた
「ゆるブラック」に関するこの座談会形式の記事は、働き方改革が進んでいるものの、若手社員が辞める原因となる「見えないブラック」な状況を指摘しています。
記事では、待遇や残業の改善が進んでいるのに、若手が職場を去る理由を探っています。
特に、人事評価やキャリア形成への不満が大きな原因であり、上司との関係や社内の透明性に問題があると感じる人が多いようです。
たとえば、Aさんは待遇面は問題ないが、人事評価の不公平さに悩んでいました。「あまり仕事をしていない同僚が評価されていて、基準がわからなかった」とのこと。
同様に、Bさんもパワハラ上司や希望の部署に異動できない「上司がちゃ」に不満を持ち、Cさんはキャリアの停滞を心配していました。
また、Dさんは「希望部署に異動するには10年間も必要」と言われ、将来への不安が転職の決意につながったようです。
さらに、若手が感じる「危機感」も強調されています。
特に20代での成長機会の不足が、30代以降のキャリア形成に大きな影響を与えるとのこと。
Aさんは「意義のない仕事は苦痛だが、成長を感じる仕事ならいくらでも頑張れる」と言い、若手の成長意欲に応える職場作りが重要だとしています。
感想など
人事評価やキャリア形成の透明性がいかに重要かが再確認できました。
私自身、約30年間の人事労務経験を通して、若手の意欲を引き出し、成長を支援することが、企業全体の士気向上と離職防止につながると感じます。
働き方改革はもちろん大切ですが、キャリア形成や評価の公正さが伴わなければ、若手の離職は止められないでしょうね。
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