厚生労働大臣会見概要(令和6年11月8日)
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の福岡厚生労働大臣の定例会見について要約してみました。
福岡大臣会見概要(令和6年11月8日)
1.国内出生数の減少と少子化対策
内容: 令和6年1月から6月までの出生数が同期比で6.3%減少し、このままでは年間出生数が7万人を割り込む可能性があります。
大臣の所見:少子化は危機的な状況であり、政府全体で「こども未来戦略・加速化計画」に基づき子育て支援を進め、働き方改革など社会構造や意識の変革も主張していきます。
2. 年金制度改革と社会保険料の「賃金の壁」
内容: 社会保険の適用基準である「106万円の壁」「130万円の壁」について議論が進んでいますが、検討としては具体的な考え方は未定です。
大臣の見解:公的年金の暫定検証のオプションとして適用拡大が議論されており、社会保障審議会で年末に次期年金制度改革の方向性を捉える予定である。
3. 若年層の新型コロナワクチン健康被害認定について
内容:新型コロナワクチン接種後、最年少11歳の死亡例が認定され、10代以下の健康被害認定ブロックは計492件、20代では815件です。
大臣の見解:二度と命には深い哀悼の意を表し、ワクチンの安全性評価を継続し、科学的知見の収集に取り組み、新たな知見が得られた際には迅速に情報提供を行います。
4. 厚生労働省への民間企業からの見通しと利益の相反
内容: イラクへの民間から出向者は124人で、その中には新型コロナワクチン供給企業の明治製菓ファルマも含まれていますが、出向者はワクチン許可認可には入っていません。
大臣の見解:人事院規則に基づき、利益相反が起こらないよう配置を慎重に運用しており、問題は必ず考えています。
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