厚生労働大臣会見概要(令和6年11月1日)
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の福岡厚生労働大臣の定例会見について要約してみました。
福岡大臣会見概要(令和6年11月1日)
1. フリーランス・事業者間取引適正化法の施行
概要: 本日からフリーランス・事業者間取引適正化法が施行されました。この法律は、フリーランスの働きやすい環境を整備するため、取引条件の明示や買い叩きの禁止、育児や介護との両立配慮、ハラスメント対策を義務づけています。
相談窓口: フリーランスの方はトラブルがあれば、労働局、公正取引委員会、中小企業庁、または「フリーランス・トラブル110番」で弁護士に相談可能です。
労災保険の特別加入: 今後、特定のフリーランスも労災保険の補償対象となります。契約形態にかかわらず実態が労働者であれば、労働基準関係法令が適用されます。
新設窓口: 労働基準監督署に労働基準法違反の相談窓口を設置し、働き方に疑問のあるフリーランスからの相談に対応します。
2. 経験者採用の開始
募集: 厚生労働省で、社会人経験のある方を対象に、経験者採用の募集を開始しました。多様なバックグラウンドの人材が活躍できる職場として、幅広い人々からの応募を期待しています。
3. 所得税「103万円の壁」に関する政策協議
対応策: 「106万円」「130万円の壁」への対応策として、政府は「年収の壁・支援強化パッケージ」を取りまとめました。今後も、働きやすい環境を整備し、次期年金制度改革に向けた議論を続けます。
4. マイナ保険証の利用促進
利用状況と対策: マイナ保険証の利用率が13.87%と低い現状に対し、利用促進のための広報活動や利便性の向上を図ります。
保険証の新規発行停止: 12月2日から保険証の新規発行が停止されますが、当面は最大1年間の利用継続が可能です。不安解消のための対策も継続して行います。
詐欺対策: 厚生労働省職員を名乗る詐欺電話への注意を促し、電話での情報提供を行わないことを周知しました。
5. ワクチン情報と「誤情報」対応
誤情報についての見解: 厚労省は、新型コロナワクチンに関する「誤情報」のリスクについての認識は変わらないとし、引き続き科学的根拠に基づく正確な情報提供を行います。
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