厚生労働大臣会見概要(令和6年9月27日)
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の武見厚生労働大臣の定例会見について要約してみました。
武見大臣会見概要(令和6年9月27日)
閣議について
赤い羽根共同募金運動
10月1日から「赤い羽根共同募金」運動が全国で開始され、各大臣に協力を依頼しました。
この募金活動は地域福祉や災害時のボランティア活動を支援し、街頭や職場、学校、自治会を通じて行われます。
臓器移植に関する質問
移植辞退の集計結果
昨年、日本では192件の臓器移植が成立しませんでしたが、その主な理由は「医学的な理由」や「体格差・年齢差」であり、人員不足や病床不足が直接の理由ではありませんでした。
厚労省は、移植が成立しなかった理由を減らすため、臓器移植の選択基準の精密化や移植希望施設の増加について議論を進めており、今後も適切に対応していく方針です。
臓器提供の不成立例の分析
今回の調査は移植が成立しなかった臓器を対象としていますが、提供臓器全体の分析も検討中です。移植の実態を把握し、適切な対応を行っていきます。
国連総会出席に関する質問
国際保健ビジョンと成果
9月22日から26日にかけて、武見大臣は国連総会に出席しました。
厚労省が発表した「国際保健ビジョン」について、世界銀行総裁やWHO事務局長と意見交換を行い、日本が保健財政の分野でリーダーシップを取る方針を示しました。
特に、UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)の推進やナレッジハブ設立に関する議論が進み、多くの共感を得ました。
認知症治療薬に関する質問
レキサルティ承認の意義
9月24日に、認知症に伴う行動障害を抑える薬「レキサルティ」が日本で初めて承認されました。
これにより、認知症患者とその家族が安心して日常生活を送るための治療の選択肢が増えました。
今後も、認知症に関する研究や治療体制の整備を進めていきます。
新型コロナワクチンに関する質問
定期接種と大臣の意見
10月1日から65歳以上を対象とした新型コロナワクチンの定期接種が始まります。
武見大臣も接種を受ける予定で、基礎疾患を持つ方々にも接種を検討するよう呼びかけています。
変異株に対するワクチンの効果
オミクロンKP.3株に対するワクチンの効果については、JN.1系統のワクチンが有効であると国立感染症研究所が評価しています。
今後も流行株に対応したワクチンの有効性を注視していきます。
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