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菊花賞(G1)ノーザンファームの思惑とは?

今年の菊花賞は、前哨戦の神戸新聞杯を圧勝した皐月賞馬サートゥルナーリア、毎日王冠で古馬をあっさり完封したダノンキングリー、さらにはダービー馬ロジャーバローズも不在という大混戦という設定だ。

そしてクラシック戦線で惜敗を続けてきた川田ヴェロックスが押し出されて1番人気、故障で春のクラシックを棒に振った良血馬ワールドプレミアが2番人気、3番人気に昨日5連勝をやったルメールのニシノデイジーという図式だ。

昨日1鞍だけの騎乗だった世界のスミヨンは4番人気のヒシゲッコウに騎乗する。もともとルメールがサートゥルナーリアの動向によって押さえていた馬だが、待っていた陣営が早々とスミヨンに決めてしまった経緯があるという事だが、

ノーザンファーム吉田勝己の指示でルメールからスミヨンに替えられたとみるのが自然である。

当然、バックに実質スミヨンの身元引受人である吉田勝己ノーザンファームの思惑があることは間違いない。この一連の動きからも昨日のルメールの5連勝の裏にはノーザンファームの側の損失補填があったのかもしれない。

さて、今年の菊花賞における社台グループの配置を見てみよう。

【ノーザンファーム】
・ヴェロックス   川田   中内田 金子真人
・ワールドプレミア 武豊   友道  大塚亮一
・ヒシゲッコウ   スミヨン 堀   阿部雅英
・ホウオウサーベル 蛯名   奥村  小笹芳央
・サトノルークス  福永   池江  サトミH
・カウディーリョ  デムーロ 堀   キャロット
:カリボール    藤井   須貝  大和田暁

【社台ファーム】
・シフルマン    松山   中尾秀 G1レーシング
・レッドジェニアル 酒井   高橋義 東京HR

どうやら今年の菊花賞もノーザンファームの思惑を紐解ければおいしい馬券にたどり着きそうだ。

気になるのはやはりスミヨン。

昨日の富士ステークスでもルメールに引っ付いていって軽く2着をもぎ取った騎乗を見ても、ここで1番人気にならないのが私には不思議でたまらない。

馬主の阿部雅英は、近年セレクトセールなどでノーザンファーム生産馬を主に購入しており、半兄にステルヴィオがいるヒシゲッコウは1歳セールで落札されており、堀厩舎に預託された事からも、吉田勝己ノーザンファームがバックに控えているのが分かる。おそらく共同所有となっているに違いない。

馬券はヒシゲッコウから。

相手も川田・ルメール・武豊で大方決まりそうである。

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