ノーザンが読めなきゃ馬券は取れない!クラシック3冠目に臨むノーザンの本気度は?走らせる側に立って考える!菊花賞(G1)
今年は、皐月賞馬エフフォーリアが天皇賞へ、
ダービー馬シャフリヤールはジャパンカップへと、
皐月賞馬、ダービー馬ともに出走しない菊花賞となった。
ゆえに、前哨戦となる神戸新聞杯の1,2着馬、
セントライト記念組の馬たちが人気となっている。
これはまさしく、主役不在による混戦レースであり、
押し出された人気馬は、危険な人気馬と言えよう。
走らせる側のノーザンファームからしてみれば、
皐月賞馬とダービー馬の次走はもちろん使い分けである。
レースの勝ち馬が1頭であるゆえの選択であろう。
ならばここもノーザン系なのか?
クラシック3冠目を使って第3の馬を作るのか?
その線もある。
がしかし、さだぼー的に走らせる側に立って考えると、
ノーザンが菊花賞で第3の馬を馬を作るなら、
距離が長かったと言い訳が効くエフフォーリア辺りを
2,3着に置くことによって価値を最大化できる。
エフフォーリアはその後に2000mの天皇賞を勝てば、
将来的な種牡馬価値にも何ら問題は無いだろう。
しかし、皐月賞馬もダービー馬も回避したという事は
ノーザンは菊花賞を獲りに来ていないという事だ!
ノーザン馬をよくよく見ればいわゆる2番手ばかりで、
他のクラブへ売却したレッドジェネシス、
重賞勝ちが無く、中山に回されたオーソクレース、
神戸新聞杯を勝ったステラヴェローチェにしても、
クラシックに主役の2頭を出さないノーザンが、
売り上げを上げたい興行主であるJRAの手前、
菊花賞のためだけに作った有力馬にしか見えない。
【結論】◎タイトルホルダー
一応、シャフリヤールのいたレースで勝った
ステラヴェローチェの線もあるにはあるが、
ノーザンが「ヤラズ」という前提なら
「非ノーザン」の筆頭である岡田スタッド系の
タイトルホルダーしかいない。
今年8月に死亡したデュラメンテ産駒という事もあり
父が手術により断念した3冠がかかる菊花賞に臨む。
デビュー当時、岡田牧雄はこう言っていた。
「姉のメロディーレーンや母と一緒でこの馬はおくて。
だから、さらに良くなってくるのは秋だと思っている。
うちで一番走るし、4、5歳になれば絶対に強くなる。
ダービーに出てくるくらいの馬にはなると思うけど、
本当に一番使いたいのは菊花賞なんだよ」
元々は戸崎の遠征による代打騎乗だった武史だが、
田辺を挟んで、戸崎に戻るかと思いきや、
再度、セントライト記念から本番騎乗まで任された。
前走はあくまでもトライアルということで、
陣営も勝ちにはこだわっていなかったはず。
本番を見据えたレースであったことは間違いない。
クラシックレースだが、非根幹距離の菊花賞で、
ノーザンがヤラズなら、非ノーザンの筆頭格である
岡田牧雄陣営のタイトルホルダーで間違いない。