待ちに待ったクラシックシーズン到来!本番に向けて賞金加算がマストな陣営が勝負をかける!まずは皐月賞の優先出走権を賭けて陣営の思惑が垣間見える!弥生賞・ディープインパクト記念(G2)
まずは昨日のレース見解から。
実はヒューイットソンのハウメアから馬単・3連単で狙ってみたが不発に終わった。馬券は外れたが狙いとしては良いんではないかと思っている。
日本での短期免許を取るために近2シーズンの成績を考えて香港から日本に急遽鞍替えしたヒューイットソンは、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏がスカウトしたとのこと。
仲のいいマーフィーの推薦もあったという事だが、南アフリカの新人騎手での2年間でG1を6勝しており、リーディングジョッキーも2度獲得していることからかなりのレベルにあると推定される。
ノーザンのバックアップがあれば第2のD・レーンやO・マーフィーのような活躍も夢ではないだろう。
チューリップ賞は上記の理由で馬券は回避したが、やはり疑問符の付く結果になった。
これから続くクラシックシーズンは、各カテゴリーの勢力図、ノーザン馬の乗り替わり、本番への賞金加算や出走権利取りにおいての思惑が重要となる。
中山11R 弥生賞ディープインパクト記念(G2)
ここで明らかに主導権を持つノーザンの本番への使い分けと乗り替わりを含めた鞍上を整理してみると、どの馬を勝たせたいのか?どの馬に賞金を加算したいのかが見えるのではないか?
非ノーザンのブラックホールは賞金的に皐月賞はクリア出来そうなのでここは遠慮モードと推測。
残る400万円組の中で太刀打ちできそうな陣営がDMMのオーロアドーネだろうが、いかんせんこの馬も非ノーザンなので軽視してもいいだろう。
やはり、ノーザン馬のサトノフラッグ、ワーケア、オーソリティのレースになるのは間違いなさそうだ。
サトノフラッグ
現時点で賞金が900万では皐月賞出走は微妙。ここは是が非でも出走権は欲しいところ。前走が1勝クラスなのが少々引っかかる。
鞍上の武豊も皐月賞直行のマイラプソディがいるので、ここは出走権利を獲りに来るだけの着拾い役と見るのか?
ノーザン得意の輸入牝馬が肌の良血馬、お得意様の里見氏がセレクトセールで1億7820万円で購入した馬だけに本番でも人気の一角を担う存在ではありたいところだろう。
ワーケア
賞金は1200万でギリ皐月賞には出れそう。回避という情報も出ているが、あくまでもここを勝って賞金を加算出来たらという前提での話のようだ。どちらにせよダービーまでを考えると賞金加算はマストであろう。
馬主的には里見氏ほど強くはないが、こちらもセレクトセール1億420万円の馬、鞍上も含めて恥ずかしい競馬は出来まい。
オーソリティ
シルクレーシングという事でサリオスと使い分けという事だろうが、賞金的にもここで加算しておかないといけない大事な一戦。
なのに、池添を下ろしてまで謎(笑)のジョッキーを乗せたからには良い結果が必要?
前記2頭とは違う一口のクラブ馬だけに結果次第ではクレームもしかり。
【結論】
◎オーソリティ
皐月賞直行の2歳チャンプサリオスにはマイラーという懸念もあり、クラシックにおけるシルクレーシングの本命はオーソリティかもしれないという結論だ。
鞍上もノーザン吉田勝己氏がスカウトしてきた逸材であり、大事な一戦で池添を下ろしてまで乗せたL・ヒューイットソンにO・マーフィーやD・レーンのような存在感を覚える。
サトノフラッグ、ワーケアは、いわゆる大金持ちが1億以上もの大金をはたいて勝った馬で、その馬に武豊やルメールが騎乗して勝ったら我々庶民の夢やロマンはどうなる?
募集額4000万円のクラブ馬が、武豊やルメールが乗る金持ち名義の高額馬に勝つ事こそ「一口馬主たちの夢」ではないだろうか。
今年の弥生賞で有力馬3頭の全てを支配するノーザン吉田勝己の思惑は、コロナウイルスで混乱する今だからこそ、庶民達が少ないお金を出し合って所有するクラブ馬であるオーソリティが勝たなければならない。
馬券はオーソリティの単勝と、サトノフラッグとワーケアへの馬単2点で充分!