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編集長の私が、いかに「広報」の力に膝をついたか?
ぶっちゃけ、「タマの取り合い」だと思っています。広報の方々とのやり取りは。
情報交換という名の「決戦」に挑む際の心づもりは、情報収集:広告営業=50:50。いや、まがりなりにもMoney Insiderの編集長という肩書で「事業責任」の一端を担っている身としては、後者の意味合いの方が強いかも。
むろん、広報・PRと広告・宣伝は別物であると、ちゃんと理解はしていますよ。ですが、その枠組みが曖昧となってきた現代では、少し大きめな「広報・PR費」というワンチャンがありえるんですよね。
職務とはいえ、そんな打算の塊になりつつある自分――。ですが、先日、まんまと膝をつかされてしまいました。
フィンテックスタートアップ企業スマートプラスが提供するロボアド「ウェルスウィング(Wealth Wing)」。これに対して、ミイラ取りがミイラになってしまったのです。
なにせ、おそらく特別に作られたPR資料にも、インタビュー内容にもパワーワードが満載。例に挙げると、
進化系ロボアドの時代が到来!
10個のレゴと、1600個のレゴ、どちらが思い通りのものを作れる?
「もしかしたら世界中の構造が変わり始めているかもしれない」
などなど。面談終わりにはすっかり感化され、数日後には自分も同サービスのユーザーとなっていました。
言い方は悪いですが、まさにその「絡め取られる様子」を実録した記事を先日公開しています。さまざまな観点から、気軽に「おすすめ!」とは表現できませんが、少なくともいまのもろもろの状況に後悔もしていません。
なお、投資の判断はご自身にて行ってくださいね。
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