年賀状じまいは、新たなビジネスチャンスになるのか!?
その引き金を引くのは、やはり10月1日からの郵便料金の値上げ。一気に30%アップは、さすがにエグいですよね……。
なにしろ、検索ボリュームを可視化できるGoogleトレンドで「年賀状じまい」を参照すると、ほれこの通り。この様子だと2024年末の特大スパイクは、約束されたものでしょう。
時代ですもんね。乗るしかない、このビッグウェーブに!
なにより現在、いち早く動き出しているのが、意外にも年賀状のプリントサービス業。オウンドメディアで、せっせと「年賀状じまい」に関するHow to記事を作成しているのです。
そのタイトルはというと、「年賀状じまいとは?」「年賀状じまいで後悔しない方法」などなど。ある意味、自殺行為とも受け取れる動きですが、もちろんそれには裏があります。
ひとりしきりその作法を説いたのちに、「年賀状じまいしなくても、かんたんに年賀状を作れる!」と自社サービスへ誘導するんですねー。おお、なるほど。
なかには、そのまま「年賀状じまいの挨拶状」のプリントを斡旋する業者も。最後の最後にひと儲け、といった感じなのでしょうか? こちらは、ちと哀しい。
一方、Amazonでも、印刷済みの「年賀状じまいの挨拶状」が増えてきた様子です。
デザインも洒落たものが多く、年賀状保護派の私でも「これならいいかも?」と思えるものも。レビュー数はまだまだ少ないですが、今年末には大儲けできるかもしれません。
いずれにしても、まだその巨大な空きスペースを埋める新規サービスはない印象。LINEスタンプなどがその有力候補のようですが、実際、どうなんでしょう?
※こちらはBusiness Insiderのメルマガ(無料)用に用意したコラムです。私は水曜担当になっておりますので、もしよろしければ、こちらのリンクからお申し込みを!