日本版「信用スコア」爆誕! でも、「信用情報」となにが違う?
その名も「クレジット・ガイダンス」。
11月28日から日本でも、信用スコアの提供が開始されます。提供するのは、クレジット会社の共同出資で1984年に設立された、信用情報機関シー・アイ・シー(以下、CIC)。
クレジット・ガイダンスとは、中国の芝麻(ジーマ)信用、アメリカのFICOスコアと同じような信用スコアです。これによって、日本でも一層、信用経済が発展するかもしれません。
私たちがこれを確認するには、CICのサイトで開示申請すればOK。開示手数料は、インターネット500円・郵送1500円です。
ちなみに、信用スコアと似たもので、「信用情報(通称・クレヒス)」というのもありました。実は、これもCICのサイトにて、同じ手数料で確認可能です。
じゃあ、信用スコアと信用情報、なにが違うのか?
クレジット・ガイダンスは、信用情報を“200~800”の3桁の数値に指数化したもの。なので、圧倒的に見やすさが違うんですね。CICのサンプルを見ると一目瞭然です。
こちらのリンクが、信用情報のサンプル。そして、以下がCICの提供する信用スコア、クレジット・ガイダンスのイメージです。
信用情報の方は、まさに公文書。一方、クレジット・ガイダンスは、洗練されたスマホアプリのようです。数値は目立つものがひとつ、その算出理由も最大4つしか明記されません。
CICによると、これで利用者は、自分の信用状態を容易に把握できるとのこと。そして、クレジット会社の適正与信にも貢献できるそう。便利なような、怖いような……。
なお、信用スコアが高ければ、より有利な金融取引が可能になります。そして、中国の芝麻信用なら、割引や金利優遇などの特典も増えるそう。ふむ、それは、ぜひ日本でも!
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