「鬼嫁」問題に、なんか“もんもん”としております
あ、鬼嫁といっても、プライベートな話ではありませんよ。8年も続く人気CM、auの三太郎シリーズのことです。
9月1日より放映開始された『鬼嫁登場』篇では、田中みな実が扮する「鬼嫁」が初登場。これまでシリーズ中で、菅田将暉が扮する「鬼ちゃん」が何度も話題にしてきた、彼の妻という役どころです。
いつもはかわいいけども締めるところは締める、そんなキャラを田中みな実が好演。いわゆる資産形成を意味する「マネ活」にぴったりな、携帯業界初の料金プラン「auマネ活プラン」をプロモーションしているんですね。
でも……そのクリエイティブといえば、夫(鬼ちゃん)が家計に無頓着で、それを妻(鬼嫁)が鋭く咎めるという設定。CMは社会の写し鏡と言いますが、なにか少しティピカル(典型的)すぎるんですよね。わざわざそれを再現して欲しくないというか——。
つまりは恐怖訴求なんですよ。「マネ活しないと怖いことが起こるよ」という。しかも、イメージどおりの鬼嫁や田中みな実のままなので、意外性が少ないんです。
コケティッシュな魅力がある、演技派の田中みな実なら、もっと奥ゆかしい鬼嫁も体現できるはず。たとえば、普段は仏頂面ながら、夫がマネ活に精を出すと、急にデレるとか。それなら「マネ活すればいいことがあるよ」と訴求できます。
とはいえ個人的に、いつも気になっている三太郎シリーズ。今後、鬼嫁がどんなふうに物語をかき乱してくれるのか楽しみですね。
なお、本コラムには私的な心情は、一切記載されていません。くれぐれも誤解なきように笑
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