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iDeCo拡充か、改悪か……にしても、いつから改正されるの?
結論から言うと、早くて2026年、現実的には2027年からとなりそうです。
令和7年度税制改正大綱が12月20日に公表されて、拡充だ、改悪だと、振れ幅の大きな話題を振りまいたiDeCo(個人型確定拠出年金)。どちらにしても、具体的な実施時期について言及しているニュースソースは、少ないんですよね。
なぜならこれは、まだ「決定事項ではない」から。現段階では、内閣での方針が固められただけの閣議決定、つまり法案なんです。
iDeCoを推進するFP・山崎俊輔さんのYouTubeチャンネルによると、ここから国会審議を通して、改正法が成立(2025年前半)。さらに、行政での施行準備が開始され、金融機関でもシステム改修が進められるとのこと(同年後半〜2026年)。
そのうえで、現実的な実施時期は2027年1月になるそう。う〜ん、そうかぁ、2年後かー。
ただ、現在、与党の議席数が過半数を割っています。なので、スムーズに国会審議が進まない可能性もあるでしょう。
というのもマネックス証券のオウンドメディア「マネクリ」によると、今回のiDeCo改正のポイントは以下の3つ。
1. 拠出限度額の引き上げ
2. 加入年齢の引き上げ
3. 給付時の改正
1. が、基本7000円の増額となって「拡充」。3. が退職所得控除のルールが変更されて、後出しジャンケンの「改悪」と見られています。そこを追求する野党がいるかも?
個人的に3. は関係ないので、早く実施してほしいところ。でも、置かれた立場によっては、そこをしっかり審議してもらいたい人もいるでしょう。
いずれにしてもiDeCoは、ダブルで節税できる最強におトクな制度。どこまでいっても、そこに変わりはない……と思いたいですね。
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