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あ…ありのまま この間読んだ 「金融本」の事を話すぜ!

「おれは金儲けができると思ってたら
いつのまにか人類愛について考えていた…」

な… 何を言ってるのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

涙腺がどうにかなりそうだった…

新NISAだとかFIREだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと深遠なるものの片鱗を味わったぜ…

そう魂に訴えかけてくるんです、私の中の全ポルナレフが。20万部のベストセラーとなっている経済教養小説『きみのお金は誰のため』についてです。

念のため、記事タイトルと冒頭部分は、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から引用されたネットミーム。もともとはジャン=ピエール・ポルナレフというキャラクターの台詞で、想像を超える出来事が起きた際に、その驚きを伝えるために使われます。

それだけ『きみのお金は〜』は不思議な魅力を湛えた作品でした。既読の方なら、私がポルナレフにその「ワールド」について語らせたくなる気持ちも理解していただけるはず。

著者の田内学さんは、ゴールドマン・サックスの金利トレーダーから作家へジョブチェンジした経歴の持ち主です。投資中心の金融教育に課題を感じ、多くの人に「お金よりも人が大事」と伝えるために作家を志したそう。

そのときに師事したのが、『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』を担当したカリスマ編集者・佐渡島庸平さんです。忙しい佐渡島さんから短時間で教えを請うために田内さんは、毎週移動のためのドライバー役をわざわざ買って出たのだとか。

そんな、まったくもって「チャチなもんじゃない」この金融本。未読の方はぜひ!


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