娯楽と仕事の狭間で

私は娯楽ごらくよ。

アラフィフ女性がハマる、時間と労力カロリーを費やしてまでのめりこむ娯楽おたのしみなの。

音楽でもドラマでも推し活でもなくて。外で食べたり飲んだり旅行したり、ショッピングやイベントなんかとも違うわね。

だってこのご時世、いろいろなことが、思うように進まなかったりするでしょ。

だ・か・ら

異世界ファンタジーのマンガや小説に浸ハマるという私。スマホで無料マンガ👉小説サイトでつづきが読める、ささやかな私──

☆☆☆

こんにちは！
フジミドリです♡

私はマンガ好き。そもそも本好きです。今も塾の仕事で、入試問題の題材となった小説や評論、随筆など読みつづけております。

とはいえマンガ好きです。少年時代の名残りかもしれません。還暦と申しますから、あの頃にもどるのでしょうか。

今日の私物語わたしものがたり、娯楽の視点で何が見えるかどう感じられるのか。

では早速──

☆☆☆

人生の後半に好きなものがあってよいわね、残り時間を楽しんで、な～んて言われて。

それが私、娯楽なの。

この世に生きる人間としてなら、私にのめりこんでいいけど、死後の世界を夢想すれば、きっと落ちつかなくなるはずよ。

何か忘れてるような。
こんなことして大丈夫？

胸の奥深く、いつも何かモヤモヤ。
とっても気になるでしょうね。

☆☆☆

このアラフィフちゃんも感じてる。
けど、うち消しちゃう──

バカバカしいわ。何が疑問なの。溌剌ワクワクとした時間を、楽しんだらいいじゃない。

死後の世界なんて、考えても・・
大事なのは今。この快楽よ！

あはは。そうよねぇ。

☆☆☆

でも、アラフィフちゃんは思い出す。
仕事で疲れきったあの日々を。

行きたくない。やりたくない。義務感に縛られて閉じこめられる息苦しさ。

とはいえ、どうせなら誠意をもって、できるかぎり改善よりよくしていきたい。なのに──

☆☆☆

上司パワハラが保身まもりに走る。
鷹揚な姿勢は見せかけだけ。

地位を得れば変革なんて望まないから、なあなあで済ませようとする。

権力はちらつかせればいい。

☆☆☆

すると、奮い立った意気込みも、組織の壁を前にして萎んでしまう。

壁は崩れない。叩けば手が痛む。蹴っても足を挫くだけ。吐いた唾グチが、風に吹かれて舞いもどってくる。

だからスマホに向かう。
私の中へのめりこむ。

☆☆☆

さあ、いらっしゃい
なんでもお望みのまま
妄想世界ファンタジーに浸るのよ

私は現実リアルを仮想バーチャルへ重ね合わす。チート無双が溜飲を下げる。鬱屈イラっとした気もちも、ざまあ●●●な展開で消しとばす。

あはは。これでいいわ。

♡♡♡

でも、ある時ふと魔がさして。
つい囁いてしまったの。

─娯楽と仕事、何が違ってる？─

ダメね。こんなこと訊いたら。
バレちゃうじゃない。

♡♡♡

私は娯楽。そして仕事でもある。表裏一体。気づいている人は少ないけど。

だってそうでしょ。娯楽と仕事、やることは何も変わらないじゃない。

命令通りあくせく働いて
作者だれかが創った展開ながれに振り回され
ただ同じ動作を繰り返す
決して飽くことはない

まるで同じよ！
いつも飢えてるの──

♡♡♡

あはは。大丈夫だったわ。
アラフィフちゃんは気づかない。

聞こえてるのに知らんフリ。それとも、聴きたいことしか聞こえない？

どっちでもいいわ。
バレなけりゃ。

♡♡♡

娯楽と仕事、同じ私が違って見える。
だから気づかない。私の化粧はカンペキ。

誰もが私と私の間で揺れ動くだけ。

「イヤな仕事に振り回されていいのですか？スキなことで稼ぎましょう。早期退職。経済的自立。ファイヤーで娯楽の人生を！」

あはは。笑えるわ。あはは。

♡♡♡

娯楽と仕事。両方あるから引き立つの。本質もとが同じと気づけば、思いは消える。

気づくだけでいいのに──

つい余計なことしたくなるのねぇ。あれこれ考えて、どうにかしようと足掻いてしまう。生真面目なガンバリ屋さんだからなぁ。

そしてまた
仕事を仕事へ閉じ込める
娯楽は娯楽に引き戻されて
何も見えないままなのよ

♡♡♡

うん。でも。そうね。
ヒントは少し残そうかな。

無邪気なこの子たちなら、娯楽と仕事が同じだって知ってるわ。いつでもどこでも変わらない。ただ、ここちよく朗らかに

このままでよい──

イラストは朔川揺さん💖

♡♡♡

お読み頂き、ありがとうございます！

別サイト西遊記で創作談義プロセストーク♡

ではまた💚