永遠のライフワーク
『この歳までよく生きてきたよ』
（感慨深いものがあるようじゃな）
『振り返ると夢でも見てるみたいさ』
（理解できたなら忘れて構わんぞ）
『え……マジ。そうなの？』
（うむ。理解が全てじゃ）
『うーん。それって何かさ』
（人生は虚しくありじゃ）
☆☆☆
こんにちは！
フジミドリです♡
今日の私物語は、仕事に関する幽界見聞録の三巡目となります。
９・１７開始のシーズン４いよいよ完結。
毎週日曜午後３時に私物語、木曜朝８時は創作談話、どうにか続けられました。
お読み頂いた皆さま
ありがとうございます
しばらく休み、新たな構想を練り、またお逢いできれば嬉しく思います。
眠っている間に幽界で、守護の神霊が呼んで下さる指導霊から学ぶこの見聞録。
精神世界が苦手なら、幻想小説としてお読み頂ければ貴重なご縁でございます。
では早速──
☆☆☆
『塾講師の仕事が３５年になるけど、これも単なる偶然じゃないんだろうね』
（ふむ。理解できたようじゃな）
『頭脳は情報に翻弄されちまう。でも、意識の領域へ戻ればしみじみと感じられるよ』
（お主はまだ肉体を使っておるのじゃ。明日の理解に反映されたらよかろうて）
☆☆☆
ようやく掴めてきた
自分に働く法則の力を
生きている
命があるという
只それだけで
全てを超えてしまう奇跡
霊止は、何事かを成就するために生きているのではない。存在するだけでよいのだ。
本来の姿は法則そのもの
自由自在なのである
そんなバカな、自分は無力だという想念が、長い過去世で積み重なったのだ。
☆☆☆
『だから不自由な今のオレ』
（これこれ。拗ねるでないぞ）
『呆れちまうっていうかね』
（ほっほ。らしくないことを）
『ホント生かされてるよ。ただ命があるってだけで、マジありがたいことなのにさ』
（文句ばかり言うとったのじゃ）
『あはは～ちょっと……イヤかなり恥ずかしいことだぜ。消え入りたいよ』
（誰もお主の所業なぞ見とらんよ）
『え……まあね。たーしかに確かに』
（内なる神はいつもご覧であろうが）
『あ。うん、なんか……泣けるぜ』
☆☆☆
本来の私は自由自在である。神なる法則そのものと言えるだろう。ただあるだけでよい。
思って叶える力を持ち
意識が先で現象は後──
何でも創り出して味わえる
そして、自由自在性を邪魔する想念、つまり業を祓うために生まれてきたのだ。
気づいてみれば早く祓いたい。本来の自分に戻りたい。切なる願いが中真から湧く。
☆☆☆
『受験勉強じゃなくて霊的真理を伝えたい。そんな仕事の方がいいんじゃないかね』
（今の人生を後悔しておるのじゃな）
『覚えて合格、知らなきゃ不合格。不自由な知識を伝えてきたよ。業が重なっちまう』
（それはちと違うぞ）
『え……おかしい？』
（積もり重ねた業を祓うためには、お主なら今の仕事が最も相応しいと言えよう）
☆☆☆
仕事とは仕える事じゃ
読んで字のごとし
ならば誰に仕えるか
それは真実の自分
永遠不滅の霊魂じゃ
霊魂は自由自在である
なのに不自由な肉体へ宿った
どうしてそのような──
陰と陽を味わうためじゃ
相反する双極の間を揺れ動き
あちらと思えばまたこちら
そして知る
中真の霊魂を
けれど中真には留まらず
再び陰陽の双極へ没我する
ぐるぐる廻っては進みゆく
延々と続く螺旋の営みぞ
☆☆☆
（肉体世界におる限り、誰一人として真理をわかっておらん。わかった気になり、我が意を得たりと教え諭す輩もあろう）
『精神世界の本とか読んだけど、あれ書いた人って、実はわかってなかったりする？』
（わかっておるなら、肉体世界へ生まれくる理由はなかろうて。前世の業から、導きたいという欲で生まれおったのじゃ）
『マジか……導くためには導かれる相手が必要だよ。悩み苦しむ人も創ったんだ。確かに。オレもできない生徒がいて仕事になる』
（人の営み須らく祓うための行じゃ）
『行か……何やってもいいんだね』
（飯を食うは行、息するもまた然り）
『そっかぁ。ムダな力が抜けたぜ』
☆☆☆
修行や覚醒は不要。
淡々と日々の暮らしを生きるだけ。
譬えどのような人生であっても、霊魂の自分が組み込んできた僥倖だから信頼できる。
悩み苦しむ大いにけっこう
喜び勇んでかまわない
そのままでよい
しばらくお休みや。お元気で🥰
☆☆☆
お読み頂きありがとうございます！
次は２０２４年３月２４日午前１０時です。新シリーズお届け致します。
木曜朝８時、西遊記でイラストの朔川揺さんと創作談話です。こちらも完結！
是非、いらして下さい♡
ではまた💚
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